◎ ページ41
*
…ここは何処なのだろうか。
周りを見渡すと真っ暗。
何で俺ここにいるんだっけ。
……そっか。
この頃作業や仕事が多くて
ご飯食べてる暇無かったし、
寝る時間が無かったんだっけ。
皆に「凄いね」って
褒められたいが為に
やっていたんだよね。
過去の時の自分と今の自分を見比べて
俺って何が出来るんだろうとか
悩んじゃったりして…
それで倒れちゃったんだっけ。
その後の事はよく分からないけど。
「っ！きみくんっ！」
そう莉犬くんの声が聞こえる。
目を覚ますと目の前には
メンバーがいた。
何でそんな泣きそうな顔してるんだろ。
身体を起こすといきなり
莉犬くんに抱き付かれる。
「よかった…ほんとに」と言って
どうやら泣いてる様子。
俺は莉犬くんを抱き締め返して
「ごめん…」と謝る。
「僕、医者を呼んできます！」と
るぅとくんが病室を出る。
「……父さんと母さんも居んじゃん…」
「息子が倒れて心配しない親が
何処に居るんだっ！」
涙目になりながら渇を入れる父さん。
母さんはそんな父さんの背中を
叩いている。
俺は二人に「ほんとにごめん」と
頭を下げた。
「……ちょっと席外すよ」と言った
母さんは、気を効かせたのか
父さんと一緒に病室を出た。
「連れてきました！」
医者の手を引っ張って現れた
るぅとくんと息が切れている
医者を連れてきた。
見るからにお爺ちゃん先生だから
もうちょっと優しく扱えよ…。
と俺は思った。
「先生、原因は何だったんですか？」
「栄養不足と睡眠不足だね
ちゃんと食べてるの？」
お爺ちゃん先生に言われて、
俺はつい言葉を濁してしまう。
「いいえ…」と
自分でも分かるくらい声が細い。
「睡眠は？」と聞かれて
「いいえ…」と俺は答えた。
お爺ちゃん先生は書きながら
「ほー」と言ったり「うんうん」と
言っていた。
「とりあえず3日間入院ねー
入院は毎日3食ご飯出すし、
睡眠も22時から寝るようにするから」
「……分かりました」
そう言って「お大事に」と言って
病室から出た先生。
そして一気に空気がシーンとする。
すると、なーくんが此方へ
近付いてきた。
「何？なーくん」と言っても
無言で俺に近付いた。
俺のところに来た瞬間、
俺はなーくんに頬を叩かれた。
「………………へ？」
思わず声が漏れてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» 僕、そこまで調べないからなぁ(答えでるから調べなくてもいいと思いました。ごめんなちゃい((((() (2020年8月3日 0時) (
レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» 結構情報はやったはずだと自分は思いたい…そしてありがとう！尊敬されて何か嬉しい…！(←何かってなんや) 自分もまだまだ新規だよ！ (2020年8月2日 23時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» 僕！歌い手推してからまだ半年と2ヶ月！歌い手の存在を知ったの、3年前！まだまだ新規！！ (2020年8月2日 23時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(こけしくん)(プロフ) - びたーさん» 僕は1年ぐらいずっと昼夜逆転だよ！そのおかげで頭のネジが何本か外れたね！ (2020年8月2日 23時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - KOKESI(こけしくん)さん» リクエストは全部採用するよ！？あーなるほど、課題が終わらないんだね…それは頑張って欲しい！でもちゃんと寝ないとダメだぞー……私も昼夜逆転したことあるから説得力ないかもだけど…… (2020年8月2日 23時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びた一 x他2人 | 作成日時：2020年7月25日 21時
