黄緑担当です。3

◎ ページ18

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当日になり、電車に乗り、
海にやってきた7人。

海はとても青く輝いていて、
ゴミが1つも無い。

「俺服の下に水着着てきたんだよね」と
服の下を見せるきみ。

そんなきみに
「きみくん本当にぶれないよね」と
苦笑いするころん。

「あ、俺も俺も！水着着てきた！」と
莉犬は嬉しそうに言ってきた。

きみはお揃いだねー、と莉犬と
手を重ねて莉犬と喜んでいた。

その光景を見たさとみは
「お前ら小学生かよw」と笑っていた。


「あ？やんのか？さとみ」


「やんのか？莉犬」


さとみの言葉に聞き捨てならなかった
莉犬は喧嘩を吹っ掛ける。

そんな莉犬にさとみは
余裕そうな顔をして煽っていた。


「はいはい、落ち着いて
とりあえず色々と準備しようか。

きみくんと莉犬くんは
もう着替えてるなら、

パラソルとビニールシートの準備を
お願いして良い？」


「なーくんのお願い聞きまーす」


そう言ったきみは莉犬の手を
強引に引っ張って

ビーチパラソルとビニールシートを
持って、砂浜に行った。

残りの5人は更衣室へ向かった。

──────────


準備も終わり、準備運動も終わり、
海に入る組と入らない組に分かれる。

海に入る組のジェル、莉犬は
既に海に入っていた。

砂浜にあるパラソルの所へ行こうとした
るぅとはきみに捕まってしまう。

「るぅとくんも入ろっか」と
きみの笑顔の圧にるぅとは折れてしまい、

「分かりました…」と
渋々海に入る事となった。


「あれ？るぅとくんも入るの？」


「きみくんに無理矢理ね…」


水面の上でプカプカと
浮き輪の上に乗っている莉犬。

るぅとは莉犬が乗っている浮き輪を
掴んで溜め息を吐いて言った。

ははっ、と笑いながら

「きみくんらしいというか何というか」
と空を眺めながら莉犬は言った。


「ねーねー、ジェルくーん

見てよ、わかめ」


「おまっw何処で見付けたんやww」


海から顔を出したきみの頭には
わかめが乗っていて、

それを見せると爆笑するジェル。

「俺、わかめにも好かれてるからさ」と
頭に乗っけてあったわかめを

ジェルの頭の上に乗せながら
きみはそう言った。

おい、何してんねん、と
きみの行動にジェルはツッコミをした。


そんな二人の光景を
一部始終見ていた

るぅとと莉犬は

「仲良いねー」

「そうだねー」と会話をしていた。

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