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◎With nanamori ページ27

*


「きみくん、
俺今きみくんに凄い甘やかしたい」


なーくんから唐突に言われた一言。
別に驚いてなどいなかった。

俺は手元にある漫画を読みながら
ポテチを食べる。


「おーおー、なるほど

んじゃお茶無くなりそうだから
くんどいてー」


「分かった!」となーくんが言うと
キッチンの方からガチャガチャ聞こえる。

俺はそんなことを気にしず、
漫画を読む。

「くんだよ!」と元気一杯に話すなーくん。

俺は「机に置いといてー」と言い、
机にお茶が置かれた。

「さんくす」だけ言っといて
次のページを開く。


「…………え!?終わり!?」


「えぇ…甘やかされたじゃん俺」


驚くなーくんに俺は漫画を閉じて
そう言う。

なーくんは「違う!何か違う!」と
首をブンブン振っている。

……今日のなーくんどしたの

俺は疑問を抱きながらも
なーくんの話を聞いてみる。


「ほら!何かもうちょっとさ…

ぎゅってしてほしいとか
食事の時あーんしてほしいとか

膝枕してほしいとか!!」


「ハグはまあまあ分かるけど、

同い年の同姓に膝枕されたり
食事にあーんされる俺じゃない」


どうせ膝枕されるなら、
女の子の膝が良い。

あーんされるなら女の子が良い。

と俺が呟くと頬を膨らますなーくん。

「今日きみくん塩?」と聞かれ、

「多分塩と砂糖」と返す。

正直、今日の態度が
塩なのか砂糖なのか俺も分からない。

「それどっちww」となーくんは
くしゃっと笑う。

…………何か罪悪感。


「んじゃあ…
なーくんの膝お借りしまーす」


「ええ!?急にどうしたの!?
いや!嬉しいんだけど!」


なーくんの膝に俺の頭を乗っける。

始めは驚いてたなーくんだけど、

まるで猫のように
頭をくしゃくしゃ撫でてくる。

なーくんの顔を見ると
凄く嬉しそうな表情。

俺は少し笑みを浮かべながら
そっと目を閉じた。

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びた一(プロフ) - ハクアさん» そうだったのですか!?私もリクエストが貰えて本当に嬉しかったです!リクエストありがとうございました!そう言われると本当に嬉しいです!本当にありがとうございます! (2020年7月26日 21時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
ハクア - 感謝されちゃったハァト いやぁホントにね普段感謝されるなんてないから照れるなぁ(//△//)この物語大好きです! (2020年7月26日 17時) (レス) id: de65068b97 (このIDを非表示/違反報告)
ハクア - 感謝されちゃったハァト いやぁホントにね普段感謝されるなんてないから照れるなぁ(//△//)この物語大好きです! (2020年7月26日 17時) (レス) id: de65068b97 (このIDを非表示/違反報告)
びた一(プロフ) - もみじさん» ありがとうございます!因みに後一つのリクエストもちゃんと書きますよ!安心してください!リクエストの方ですが、他のリクエストの方を先に書いてからになるので少し遅くなると思います…勿論是非先ほどもらったリクエストも書きますよ!本当にありがとうございます! (2020年7月25日 0時) (レス) id: a66b6b444c (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 2個も書いてくれた…!?作者さんLove(きしょい)倒れちゃって入院パロとかどうでしょう…!! (2020年7月24日 23時) (レス) id: 0ce60d019a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他2人 | 作成日時:2020年7月15日 21時

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