黄緑担当です。

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*


「遠井さん！服見ようか！」


遠井さんの腕を引っ張りながら
服屋へ直行する。


「遠井さん見てあれ！」


「へーきみくんこういう服装の女の子が
好みだったんだねー」


「何か分かるかも」と
遠井さんは興味深そうに

俺が指差した服を眺める。


「遠井さんあれ絶対似合うよ！
着てみて着てみて！」


「え〜？いや良いよ私は…
「ウッキイイイイイイ！！！」」


画面の外で猿の鳴き声がするなんて知らない。

遠井さんを見ると全然気にしてない。
最早動じてもいなかった。

――――――

試着室が開いた音がする。

俺が選んだ服を気恥ずかしそうに
着ている遠井さん。


「わー！最高に似合ってるよ遠井さん！」


「えへへ…そうかな？」


「うん！…でも胸がもうちょっとあったら
ピッタリだと俺は思うなー！！」


「今すぐぶっ飛ばしていいかな？」


「冗談だって！」


笑いながら遠井さんに誤魔化す。

ヤバイな…地雷を踏んでしまったか？

まあでも本当の事だから
しょうがないか。


「何でだよオオオオオオオオオ！！！」


「かまかまアアアアアアア！！！！」


………………


「服も見たし今度はpetshop行こうか

金魚がうじゃうじゃいるんだよ〜」


「ちょ、うじゃうじゃって言い方やめて

キモいから」


遠井さんと今度はペットショップヘ
行こうと足を運ぼうとした

その時だった。


「……あれ、何か画面に俺ら映ってなくね？

ってあれ、ちょっ何処連れてくの。

待て待て待て、やめてやめてやめて」


「やっ、やばい！画面が見えないせいで

きみくんが何をされているのか
分からないわ……！」


誰かに服を引っ張られ、
それを全力で阻止する。

赤と青が何か
「わんわん」とか「ウッキー」
って騒いでるし、

黄色は何か地震起こしてるし、
マジでカオスになってる。


「おいこrrrrrらアアアアアアア！！！！
クソきみイイイイイイイイ！！！！」


いきなり大声を出されて
耳がキーンとする。

画面にはジェルくんの顔しか
映らなくなり、

しかも凄い剣幕で怒られた気がする。


「何々ジェルくん
後クソきみって言わないで欲しい」

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