第十話 チュートリアルの終わり ページ11
「上巳様！ 後もう少しでチュートリアルが終わりますので！ 頑張って下さい！！」
小夜左文字と名乗った短刀の少年の発言にフリーズした上巳。こんのすけの空気を読まない発言が、今は有難かった。
「あー、はい。えっと、次は何ですか？」
「次は刀装の作成と部隊の編成です！ これを終えればチュートリアルも終わりますので！！」
「了解。…刀装作りは何処でやる……んですか？」
「刀装作りも、此処鍛刀部屋で行います！ ……そして、山姥切国広様！」
突然の指名に山姥切国広は目を見張った。
「俺、か……？」
「はい！ 刀装の作成は、妖精さんではなく刀剣男士様が行うことになっているので！！ …今回も最低値の50でどうぞ！」
「わ、わかった」
戸惑いつつも頷く。
「それで……どうしろと？」
「資源をとり、それをこう……泥団子を作る要領で霊力を込めて下さい！」
「こ、こうか……？」
すると山姥切国広の手のひらが輝き出し……緑色の玉が出来ていた。中には小さい兵の姿が見える。
「これで、いいだろう」
ちらりと己の主を見る。
「……これは、軽歩兵か。いくつか刀装にも種類があるようだねぇ」
上巳は頷いた。
「では、先程鍛刀で来た小夜左文字様に装備して貰いましょう！ ……あ、でもその前に一旦戻りましょうか。大広間に」
「……了解。ここはちょっと狭いしね」
ーーーー
ーーー
ーー
大広間に戻ると、こんのすけは説明を再開した。
「まず、こちらの端末をどうぞ」
そう言って、何の変哲も無いタブレットを渡される。
「……え、何コレ？」
「それは政府から支給される審神者専用端末機です！ 今から説明する編成の他、通常業務に関する説明に政府からの連絡。実装済の刀剣男士に関する情報及びに来歴。審神者同士の交流が可能な掲示板他通販の利用など様々な機能があります！！」
「……つまり、使って慣れろと。」
「はい、そういうことです！ …まずは、編成をタップして下さい。後は小夜左文字様を編成に組み込むだけです！」
「はい、編成しましたよ」
「編成した小夜左文字様に先程の刀装をお渡し下さい」
「了解。……えー、てな訳で、どうぞ」
上巳は軽歩兵(並)を小夜左文字に手渡した。
「わかった」
そう言って小夜左文字は大人しく言われた通り身につける。
「はい、チュートリアルは終了です！ 後はリベンジするも良し仲間を増やすでも良し！ では失礼致します！！」
そう言って姿を消した。
？？？ 証言1-山姥切国広の証言→←第九話 初鍛刀と初めまして
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ラッキーカラー
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清河清明(プロフ) - 鞠璃音さん» コメントありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2016年10月23日 23時) (
レス) id: 4a48ec0504 (このIDを非表示/違反報告)
鞠璃音 - 友人に薦められて読みました！主人公の行動が斜め上で、面白いです。これからも更新頑張って下さい！！ (2016年10月23日 23時) (レス) id: 1bb56d4b39 (このIDを非表示/違反報告)
清河清明(プロフ) - ゆめゆさん» ご指摘ありがとうございます！きっちり修正しました。コメントありがとうございました！！ (2016年10月15日 15時) (レス) id: 4a48ec0504 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめゆ(プロフ) - 隊の名前が間違ってますよ！魚鱗陣に有利なのは逆行陣ですよ！ (2016年10月15日 15時) (レス) id: 31a1160be4 (このIDを非表示/違反報告)
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