目覚めたら推しに囲まれてました【stpr】

# one . ページ6

My side




『おはようございます。お父様。』

父「おはよ…って、Aちゃんじゃないか?!今日もちゃんと起きてきて偉いねぇ
　昨日の夜はぐっすり眠れた?今日から学校だけど送っていこうか?」

『いえ、私ももう高校生なので…
　送り迎えは結構です。目立ちたくないですから。』

父「とっても謙虚…
　感動でお父さん泣きそうだよ!」

『ﾆｺｯ』

父「本当にAはお母さんにそっくりだね」


ｽﾞｷｯ

私が物心付く前に、母親は病気でこの世を去った

そのことが関係しているのか…

はたまた、私が紅華家の一人娘だからなのか…

父親には過保護に育てられてきた

もう高校生だと言うのに、ずっとあんな感じ



『それでは、いってきます。』

父「うん!本当に車出さなくていいの？」

『えぇ』

入学式に大きいリムジン乗ってきたときは何事かと…

注目されすぎて体に穴が空きそうだったよ…



でも、お母様のことを大好きだったお父様は

これ以上、家族をなくしたくないのかな

って思うから、無下にはできないんだけどね

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