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39.レインボーパーク ページ41

その後私たちは薫のお母さんと主治医の所へ向かった。

「……というわけで、薫くんの外出許可をお願いしたいんです」

私は薫のお母さんと主治医の顔をしっかり見ながら言う。

「……そうか、ある意味今がチャンスかもしれないね」

ゆっくりと言葉を選びながら主治医は話した。

「チャンス?」

天宮は首を傾げる。

「うん。現状、薫くんは幸い合併症を発症していないし、体調も安定している。しかしいつ状況が悪化するのかは僕にも分からない」

「薫の病気は、まだ解明されていないことが多いのよ」

薫のお母さんは優しく私たちに語りかける。

「だからこそ、今のうちにできることをした方が僕は良いと思うよ。もちろん、不測の事態に備えるために当日はいつでも僕と連絡をとれるようにすること。守れるかい?」

「「「はい!!」」」

主治医の言葉に、私たちは大きく頷いた。

──────────────────────────────────────────

そして当日。
私4人はレインボーパークに集まった。

「今日は本当にありがとう……!」

薫は既に目に涙を浮かべている。

「まだ始まったばかりじゃないの、今日は全力で楽しみましょう!」

「うん、そうだねレイさん」

─────────────────────────────────────

私たちはレインボーパークのアトラクションを満喫し、その後レストランでお昼ご飯を食べた。

「薫、体調は大丈夫?」

「大丈夫だよ」

「何かあったらすぐに言ってね!」

ココネの言葉にも彼は笑顔で応える。

「この後どこ行こうか?」

天宮はオムライスを美味しそうに頬張りながら聞いた。

「僕、観覧車乗ってみたいな」

そう言って薫は少し離れたところにある大きな虹色の観覧車を指でさす。

「いいねえ!たしかあそこ4人乗りらしいし……」

「ちょっと待って!せっかくだから2人ずつ分かれて乗ろうよ!じゃあレイは速水くんと乗ってね」

天宮の言葉をココネは勢いよくさえぎった。

「「えっ」」

私と薫は思わず顔を見合わせる。

「ちょ、なんでわざわざ分かれて乗るんだよ!?」

オムライスから目を離し抗議する天宮。
するとココネは天宮に小さい声で耳打ちし、彼はココネの言葉を聞いているうちになぜか表情を硬くしていった。そして、

「……そうだな」

と言って納得した様子を見せた。

……なんで納得してるのよ?いきなり薫と2人きりで観覧車に乗るなんて……どうしたらいいの……?

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諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - 水の犬。さん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していくのでよろしくお願いします(o^−^o) (2016年5月6日 6時) (レス) id: 222891f609 (このIDを非表示/違反報告)
水の犬。(プロフ) - 初めまして。久しぶりに更新されてて嬉しかったです! 更新、ゆっくりでもいいので頑張ってください(*・v・*)/ 無理はなさらずに。 (2016年5月5日 22時) (レス) id: 7c0259b150 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - himawariさん» そうなんですか!!嬉しいです!ありがとうございます(o^−^o) (2015年8月18日 21時) (携帯から) (レス) id: 8479091d1e (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!!なんと私と誕生日一緒ですね!!びっくりしました!! (2015年8月18日 21時) (レス) id: faa47f7cf4 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - レイ@北欧領さん» ありがとうございます! (2015年8月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 8479091d1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:諸星夢月 | 作成日時:2015年8月14日 12時

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