31.合宿(？)スタート！ ページ34
そしてやってきたよ占ツク部初の合宿！
………………という名のお遊びだと思われる。
でもって今私達は姫野さんの別荘の前で立ち尽くしていた。
「大きいなあ……」
「本当だね、Aさん。僕もこんな家を見るのは初めてだよ」
リクくんが私のため息混じりの呟きに答えた。
「生徒会長の証よ」
「ふーん、聖マリア学園って凄いね！」
自慢気に胸を張る姫野さん、そして彼女が求めているであろう言葉をサラっと言ったのはユウだ。
「べ、別にアイリス学園だって、色々あるんだからね！」
負けじと西園寺さんも声を上げる。
さて、カイトは……あれ？
なんだか嬉しいような悲しいようなビミョーな表情してる。
「どうしたのカイト、清水の舞台から飛び降りるような顔してさ」
アイツにちょーっとだけ近づいて小声で言ってみた。
「どんな顔だよそれ」
「そんな顔なんだよ、とにかく合宿なんだから楽しもうぜ、アンタらしくないよ」
「わあってるよ」
ぶっきらぼうにカイトは答える。
「さあ、入りましょう」
姫野さんの一声で皆はその豪邸に足を踏み入れた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
部屋を案内してもらい(皆個室だった！)、とりあえずリビングに戻りこれからの予定を決める。
「じゃあまずは勉強からだね」
西園寺さんが当然のように言った。
「「勉強！？」」
「お、Aにカイト、見事にハモったねえ」
私とカイトに向かってニヤニヤする西園寺さん。
「秋休みの宿題もあるし、テストもあるから、勉強は大切だよね」
成績の良いユウが言うと説得力がありあまる。
「じゃあ決定ね。皆準備して」
姫野さん、みんなあ、別荘にまで来て、勉強は嫌だよ……！！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
という訳で数学を始める。
……全っ然分からない。
あまりにも暇すぎるのでふと大きな窓から外を覗いてみる。
見えるのは深緑のみ。つまんねー。
ササッ
「あれ？」
「どうかしたのか？」
カイトが私に訊いた。
「今なにか黒い物が横切ったような気が……」
「カラスとかじゃない？」
見かねたユウが答えてくれた。
「そ、そうだよね……」
私も自分を納得させる。
ただのカラス……だよね？
ラッキーキャラクター
如月ちゃん(夢主)
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諸星夢月(プロフ) - アルゴンさん» ありがとうございます！ (2018年8月11日 14時) (
レス) id: 222891f609 (このIDを非表示/違反報告)
アルゴン - 面白いです！これからも頑張ってください( ＾∀＾) (2018年8月11日 11時) (レス) id: 1a9de2f6b0 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - しぇるんさん» ありがとうございます！テストで更新が滞っていますが、もうすぐ再開するので西園寺さんの活躍にもご期待ください！ (2016年12月4日 9時) (レス) id: acc2a9a5be (このIDを非表示/違反報告)
しぇるん(プロフ) - 面白いです!!そしてヒドインだけど西園寺さん好きですw更新待ってます! (2016年12月4日 9時) (レス) id: ac3cde1086 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！前からずっと温めていたストーリーなので嬉しいです(o^−^o)色の変え方は私も他の方の配布CSSを借りているだけなので、よく分からないです。「CSS」で検索すると、分かりやすく説明している作品もあるようですが……。お力になれず申し訳ないです (2016年11月22日 17時) (レス) id: acc2a9a5be (このIDを非表示/違反報告)
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