ヒドインVSヒドイン【オリジナル】

13.西園寺さん、遂に動く ページ15

あれから3日経ちました。

屋上にめり込んだ砲丸はもう無いけど、しばらくは立ち入り禁止らしい。

それ以外は大して変化もなく、平凡な日常を送っていた。
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なんかおかしいって皆気づいたかな!?

そう！あのヒドイン2人組はあれから一切勝負をしていないのだ！

「平凡な日常」ってどー考えても変だものね！

いやあ、でも本当助かってる！

私この間速度計を無断で持ち出したから先生にこっぴどく叱られたんだってもう！

さあ、今日もヒドイン2人組はクラスの皆に愛嬌を振りまくだけにしてくれ！お願い！

もうあんなのはごめんだからさ！

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放課後、私とユウとカイトは占ツク部の部室でちょっとした密談(カッコつけただけです)をしていた。

「……で、いた？」

私がカイトに訊く。

「うん、あいつ俺のことならってOKしてくれたよ」

今話していたのは、占ツク部の新メンバーについて。

さすがに4人じゃ少ないよねってことで、勧誘を先生にバレない程度にしていたんだ。

「それで、その人って？」

ユウが晴れやかな顔(要は天使なんだよこの子)で言った。

「そいつはな……」とカイトが口を開いたその時、部室のドアが勢いよく開いた。

「こんちは、これから私、この部活に入るから」

西園寺さんだった。

そばには姫野さんもいる。

「あのさ、新メンバーって、西園寺さんなの？」

小声でカイトに訊いてみる。

「……なわけ」

彼はそう呟いた。

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ラッキーキャラクター

如月ちゃん(夢主)

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