42.エピローグ:リスタート ページ45
あれから数日が経って……
「行ってきまーす!」
勢いよくドアを開けて私は家を出た。
すると見覚えのある顔が。
「おはよう、A」
「カイト!」
アイツ迎えに来てくれたんだ!
「来るなら来るって言っとけば良かったのに」
「いや……その……」
彼は目を泳がせて頬を掻く。
「急に……一緒に、学校行きたくなったからさ」
「それならいつでも行ってやるよ」
「え!?なら、いいや……」
でもってカイトは笑ってみせる。
「ほら、遅れるよ、行こ」
「ああ」
私とカイトは並んで歩きはじめた。
「高校……もう少し上の所を目指さないか?」
カイトは歩を進めながら私を見て言った。
「そうだね、ユウやリク君には追いつけないかもだけど、出来るだけ頑張ってみよっか!」
「一緒に……な!」
「うん!」
「おはようAちゃん、月川君!」
「Aさん、カイト君、おはよう」
私とカイトにユウとリク君が駆け寄って挨拶してきた。
「「おはよう」」
私は手を振って笑顔で応じる。カイトも手を上げた。
「2人共仲良いよね〜」
「本当、お似合いだよね……」
ユウとリク君は顔を見合わせニヤニヤする。
「もう、恥ずかしいからっ!」
ついつい大きな声を出してしまった。
「それにしても姫野さんと西園寺さんがいないと、ちょっと寂しいよね」
ユウは空を仰ぎみる。
「確かにそうだけど、でも審判生活はゴメンだな……」
私は苦笑いしながら後ろにいるユウへ振り向く。
そうして皆もつられて笑っていた時、
「皆さん、おはようございます」
「ひっさしぶり〜!」
あれ?どこかで聞いたことあるような……
「へ?」
また後ろを見てみる。
あの2人って……
「姫野さんに西園寺さん!何故だ?」
カイトは目を見開いた。
「機関にお願いして、あと1ヶ月だけここに居させてもらうことにしたの」
こちらを指さす姫野さん。
「だから、あともう少し、よろしく!」
西園寺さんは自分の手をヒラヒラする。
嘘、でしょ……
「え、えぇ――――っ!!」
私の叫びが街中に響き渡った。
そしてまた、カオスな日々が始まる!
END
ラッキーキャラクター
如月ちゃん(夢主)
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諸星夢月(プロフ) - アルゴンさん» ありがとうございます! (2018年8月11日 14時) (レス) id: 222891f609 (このIDを非表示/違反報告)
アルゴン - 面白いです!これからも頑張ってください( ^∀^) (2018年8月11日 11時) (レス) id: 1a9de2f6b0 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - しぇるんさん» ありがとうございます!テストで更新が滞っていますが、もうすぐ再開するので西園寺さんの活躍にもご期待ください! (2016年12月4日 9時) (レス) id: acc2a9a5be (このIDを非表示/違反報告)
しぇるん(プロフ) - 面白いです!!そしてヒドインだけど西園寺さん好きですw更新待ってます! (2016年12月4日 9時) (レス) id: ac3cde1086 (このIDを非表示/違反報告)
諸星夢月☆こみゅ行けません(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!前からずっと温めていたストーリーなので嬉しいです(o^−^o)色の変え方は私も他の方の配布CSSを借りているだけなので、よく分からないです。「CSS」で検索すると、分かりやすく説明している作品もあるようですが……。お力になれず申し訳ないです (2016年11月22日 17時) (レス) id: acc2a9a5be (このIDを非表示/違反報告)
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