ヒドインVSヒドイン【オリジナル】

17.確かにそれは正論だ。 ページ19

そして次の日の放課後、部室に

「「正式な部活として認めてもらいましょう！/もらおうよ！」」

というヒドイン2人組の声が響いた。

「まだいいんじゃない？ていうかどうやって認めてもらうのさ」

私は冷静に返す。

「僕も、そう思うな……」

さすがのリクくんも苦笑い。

「うーん……でも……」

「正式な部活、部費、綺麗な部室……」

ちょ、ユウにカイトはもうすでに心が揺れ動いてる！？

「そうよ！部活として認めてもらえれば部員も増えるし、部費もおりるし！」

「占ツク部の地位は右肩上がり！メリットしかないよ！」

ヒドイン2人組の超正論説得。

言いたいことは私も分かるんだけどねえ……

「「うーん……………」」

ユウとカイトは眉間にシワ、腕を組む。

お願い、今のままでいいって言って！

「よし、やろう！」

カイト、ウソだと言ってくれ。

「私達で、占ツク部を正式な部活として認めてもらおう！」

ユウも！？あーだめだもう皆本気だ……

「大丈夫かな……？」

私にそう問いかけるリクくん。

まさしく同意です。

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