消えた占ツクの伝説作者｡【オリジナル】

24.なんで ページ27

何故だ。何故現れない。

いつも私より先に来るレイなのに。なんで。

頭の中は疑問符で一杯になった。


もちろんすぐに彼女にメールしたよ、でも返信がなかなか来ない。


何かあったのかなあ……

現在12時。もう帰ろう。一人で観ようとも思ったけど、やっぱり一緒が良い。


重い足どりで、私は家に向かった。

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次の日の朝、目を覚ますと同時に携帯が鳴った。メール専用の音だ。


送り主は……レイ！

早速本文を読む。


｢A、昨日は本当にごめんなさい。今日の10時頃、私の家に来てくれない？そのこととか、色々話したいの｣


行く行く！
即返信だね！


｢行く！10時ね！｣

すぐに返ってきた。


｢ありがとう｣


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10時ちょっと前。

私は今、レイの家の前にいる。

ちょっと緊張してるけどね……


ベルを鳴らすと、すぐにレイが迎えてくれて、部屋に私を通した。親御さんは……いらっしゃらないね。


｢レイ。話って……｣


恐る恐る訊く私。


｢どこから話せばいいのかしら……まずは虹立カオルのことね｣


レイはゆっくり､言葉を選ぶように話していた。

25.真相→←23.8時59分

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーキャラクター

虹立カオル

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