デート(北園涼) 涼side ページ10
今日は､お互い久しぶりに休みがとれたので､デートすることになった｡最近忙くてAのこと構ってあげられなかったからな｡
俺「A､どこ行きたい？」
A「私は涼君とならどこでもいい！…と言いたい所なんだけど…」
俺「所なんだけど？」
A「ここに連れて行って下さいm(_ _)m！」
そう言って､Aが見せたのは刀ミュのライビュチケット2枚だった｡
俺「これって､むすはじ(結びの音､始まりの響)のやつじゃん｡どうしたの？」
A「本当は1人で堪能しようかなと思ってたんだけど､折角なら涼君と2人で観たいなって…ダメかな？」
そんな顔されたら嫌って言えるわけ無いじゃん｡仕方ないから今日はアイツ等のライビュを観に行くか｡
俺「仕方ないなぁ､じゃあ今日はライビュデートってことで｡」
A「やったー！ありがとう涼君！」
こうして映画館につき､むすはじのライビュに参戦した｡Aはライブパートで和泉守兼定の名前をずっと叫んでて､横で見ていてちょっと嫉妬した｡
A「兼さーん！！」
ライビュが終わり､映画館を後にして家に帰り着くと､Aはソファに座りながらニヤニヤしていた｡きっと和泉守兼定のこと思い出してるんだろう｡だから…
俺「主様」
A「えっ？」
Aが俺の方を振り向いた瞬間､ソファに座っていたAを押し倒した｡
A「りょ､涼…君？」
Aは少し驚いているようだったが､俺は小狐丸として続けた｡
俺「主様､まだ和泉守殿のことを考えておられるのですか？この小狐､あまり気持ちの良いものではございませぬな」
A「もしかして嫉妬ですか？小狐丸？」
Aが審神者っぽくに話かけてくる｡
俺「嫉妬などと､そのようなもの…」
A「嫉妬して頂くのは私は嬉しいですよ小狐丸｡ですが､あの編成では和泉守が良くて本当に愛おしいのは小狐丸､そして北園涼さん貴方なのですよ｡」
俺「…そうなのですか？」
A「そうですよ(^^)」
とても嬉しかったが､それでは意味がないと俺は…
俺「それでも…」
俺はAにキスをした｡それも深いやつ｡
A「っ､小狐丸…///」
俺「それでもやっぱりAには､俺のことだけ考えててほしいな」
A「もう…///､勝手に戻るなっての(笑)」
俺「じゃあこのまま小狐丸として､私と一夜を共にしますか主様？」
そしてこのまま､俺達はこの夜だけ主と小狐丸として一夜を共にした｡
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作者名：夢叶*ﾑﾄ* | 作成日時：2019年2月17日 4時
