告白3(黒羽麻璃央) 麻璃央side ページ6
公演がスタートし、あっという間に千秋楽を迎えた。
A「今回ヒロインを演じさせて頂きました、Aです。皆様、本当にありがとうございました。無事に千秋楽を迎えることができたのはここにいる皆様は勿論、応援して下さった皆様、そしてここにいるカンパニーとスタッフ皆さんのおかげです。本当にありがとうございましたm(_ _)m」
客席から沢山の拍手が上がり、次は俺のコメントだ。
俺「主人公を演じさせて頂きました、黒羽麻璃央です。皆様本日は本当にありがとうございました。先程、Aちゃんがおっしゃってたんですけど、本当に沢山の方々のおかげで無事に千秋楽を迎えることが叶いました。また皆様にお会いできる日を楽しみにしていたいと思います。本当にありがとうございました。」
沢山の拍手と歓声が上がる。本当に無事に千秋楽迎えられて良かったとホッとする。
最後に皆で手を繋いで、観客の皆さんに精一杯感謝の思いを伝えた。
俺「本日は本当に…!」
カンパニーの皆さん「ありがとうございました!」
沢山の拍手と歓声が響き渡り、幕が降りたあともそれは続いていた。
打ち上げは後日行うことになり、Aちゃんとの約束のため、衣装から私服に着替え控室を後にすると、彼女の控室の外でAちゃんを待っていると、彼女が出てきた。
俺「Aちゃんお疲れ様。」
A「麻璃央君もお疲れ様!」
俺「ねえ、あの時の約束覚えてる?」
A「覚えてるよ、で何?話って?」
俺「ここじゃなんだから、もし良かったら近くのカフェに行かない?」
A「いいよ(^^)」
近くのカフェに着き、席に座ってそれぞれ注文をするとお互い緊張してダンマリしてしまった。
このままではいけないと先に口を開いた。
俺「あの!」
貴方「何?」
俺「俺さ、すごく嬉しかったんだ。Aちゃんに会えて。」
A「私もだよ」
俺「前テレビ観てたらAちゃんが出てきて、本当に夢叶えたんだって自分の事のように嬉しくて。久しぶりに会ったときも昔と全然変わらなくて、優しい所も社交的な所も舞台に対する想いも何1つ変わってなくて。俺好きなんだ。」
A「ありがとう。私も麻璃央君の仕事に対する姿勢とか情熱とか、優しい所も社交的な所も好きだよ。」
俺「そうじゃなくて…」
俺は隣に座っていた彼女の手を握りしめた。
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作者名:夢叶*ムト* | 作成日時:2019年2月17日 4時