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23話 ページ23

この館は広い。そう感じた。

物がないと家は広く見えるのは本当なんだね。


窓を開けて、風を入れる。

何というか、すがすがしい気持ちになった気がした。


でもその中には、寂しさなどの暗い感情が混ざっていた。

この風が、私の背中を押してくれればいいのに。

勇気があれば、行けるのかな。







今私がいるのはコンちゃんの部屋。

彼の部屋にも、何も無かった。

いつもある本棚の本は消えていた。

いらないものは捨てる気だ。


コ「そういえば、あの日記。捨てたの?」

「…ううん。まだ。」


…捨てたくない。あの中に、私の思い出が詰まってる。


コ「…そっか。捨てたくないんだね。」

「分かるの?」

コ「まぁね。もしも俺がAだったら、同じ気持ちだったかもしれない。」

「そっか。ねぇ、できるかは分からないけどさ…私、



 またここに戻ってきたい。」


コ「…はは。俺も。」

レ「じゃあ俺も戻ってきたいなー」


話に入ってきたのは、部屋の開いた扉を手にかけたレウさんだった。


きょ「はぁ? じゃあ俺も。」


レウさんの後ろからきょーさんが出てきた。


み「…俺も。」


きょーさんの脇にいる緑君が、小さい声でそう言った。


ら「え〜じゃあ仕方が無いなぁ〜俺も戻ってきてあげてもいいぜ。」


上から目線な態度で、館の主はそう言った。

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無得 - ありがとうございます!のんびりになってしまうかもですが、頑張ります! (2020年3月1日 13時) (レス) id: 1c93b3fde8 (このIDを非表示/違反報告)
- 最初から読ませていただきましたー!面白いです!更新頑張ってください (2020年3月1日 4時) (レス) id: 43684261b5 (このIDを非表示/違反報告)
無得 - 優しいお言葉、ありがとうございます。 (2020年2月29日 16時) (レス) id: 1c93b3fde8 (このIDを非表示/違反報告)
鮭*シャーさん*(プロフ) - 更新、遅くなっても大丈夫ですよ!作者さんの、自分の無理のないペースでいいと思います。現実の状況が分からない僕が言うのもあれですが、無理は絶対にしないでくださいね! (2020年2月29日 12時) (レス) id: a3f3d89509 (このIDを非表示/違反報告)
無得 - ありがとうございます!夢主ちゃんの種族は…種族は…種族…ごめんなさい。何となくはこれがいいかな〜?みたいなのはありますが、微妙な感じなのですぐに決めます! (2020年2月19日 21時) (レス) id: 1c93b3fde8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無得 | 作成日時:2020年2月16日 13時

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