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6話 ページ6

ら「…何で俺だけなの?」

「…大丈夫だよ。」

ら「…何で、俺が…」

「…強く生きろよ。」


…確かに。彼の言ってることは分かる。


「…私がいなくなっても、みんなを守ってね。」

ら「…何で!何を守ればいいの!」


鼻をすすりながら泣く彼に、言葉をかけてあげたかった。

でも、私ももう…


「…日記帳。」

ら「え…?」

「…まだ、日記帳のページが余ってる…。」


…後悔するなぁ。


「…絶対、残りのページを埋めに来るから。」


…いつの日か。

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作者名:無得 | 作成日時:2020年2月9日 12時

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