死んだから生まれ変わった妖怪と妖怪達の最期 (ページ1)

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時間ページ1

それから何年も経った。何百年も。

日記帳の山が私の部屋に置いてある。

いろんなことがあった。

『…ありがとう。私がこの世界に来て、一番最初に出会ったのはあなた。

　大好きだよ。』

『…私もだよ。忘れないでね。』

時間が来て、あの人も。

知った顔の人が消えて、新しい知り合いができた。

楽しかった。

…その時間は、私達にも。

物には寿命がある。

どんな物にだって、いつかは終わりがあって…消える。

でも、永遠もある。

どんなものかは知らないけど。

形なのか、形ではないものなのか。

…私がいたあの世界もどうなってるのかなんて知らない。

戦争は起きていないよね？皆幸せだよね？

…あの子は死んでいますか？

…あの子は私の事を忘れましたか？

時間は物を奪い、新しい物を作り出す。

でも、悲しい物。