死んだから生まれ変わった妖怪のお話

３９話 ページ38

きょ「…つまんねぇな。」


天使…だからって何や。

俺は下界にいきたい。


『…行きたいのですか？』

きょ「っ！？」

『貴方がそうしたいのなら、特別に許可しましょう。』

きょ「え？」

『ただし、一つ条件が。貴方の力を消します。』

きょ「…消す？」

『強大な力を持った者が下界に下りるのはとても恐ろしい事です。

　だから消すのです。また地上で力を集めなさい。』

きょ「…分かりました。」









きょ「暗いなぁ…どこやここ？」

？「ぶぇっくし！」

きょ「おっ？」


誰かいるなぁ…誰だ？


きょ「…誰や？」


反応せんなぁ…逃げる気か？

その時、地面を走る音が聞こえた。


きょ「逃げる気か。」


俺はそれを追いかける。

そしてその追いかけていた人物は、足元につまずいて転んだ。


きょ「よぉ〜し捕まえたぞ。」

？「いったぁ…」


そいつの首根っこを掴んだ。


きょ「…何やお前？」

？「いや…お前こそ誰だよ…」

きょ「はぁ？天使ですけど何か？」

？「こんな天使聞いたことないんだけど…俺はレウクラウド。」

きょ「…あっそ。」

レ「ひどくない？」









レ「これからどうすればいいのかな…」

？「なら、家に来ない？」

レ・きょ「え？」


声かけたのは青色のこいつ。


？「…もう夜だよ。何してんの？」

きょ「…何しようが俺の勝手だろ。」

？「…ご飯は？」

レ「食べてない。ていうか、誰？」

ら「…らっだぁ。家おいで。」

きょ「…じゃあ。」

？「えー人呼ぶの？らだおくん。」

ら「いいでしょ。緑君。ほら、挨拶。」

み「んー…緑色。」









ら「あ〜人数多いのは久しぶりだね。」

み「…まぁね。」

きょ「…ぼっちか。」

ら「おい何だとこの野郎！」

み「らだおくん…しょうがないよ。」

ら「やめろ」

レ「…悲しいね。」

ら「おい」



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レ「なつかしいね〜」

「何かロマンチックすぎない？もう結ばれてんじゃないの？」

きょ「は？こいつと結ばれるとか最悪…」

レ「ひどくない？」

「…でも今も昔も変わってないね。」

レ「だね〜」

きょ「…そうだな。」

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