死んだから生まれ変わった妖怪のお話

２１話 ページ21

「…眠れない。」


今はもう夜中。なのに眠れないのは何故なんだ！？

…もう皆きっと寝たかな。

廊下に出てみる。その暗闇の中に、一つ明りのもれてる部屋がある。

その隙間からちょっと覗いてみる。この部屋は…れうさんの部屋？

中にはれうさんとコンちゃんと緑君が雑談している。

…何やってるの？あれ。


「何やってるの？」

レ「うわびっくりした！」

コ「あぁ何だAか。」

「…寝ないの？」

み「寝たいけど寝れないの。」

「へぇ〜」


と、私も中にお邪魔する。れうさんと緑君はベットに腰かけて、コンちゃんは椅子に座っている。

私も椅子を取り出して、そして座る。


レ「Aは寝ないの？」

「寝れないの。」

レ「一緒か。」

コ「まぁ俺らは一応夜行性みたいなもんだから。」

み「でもきょーさんとらだおくん寝てるよ？」

コ「…あれは論外。」

「何話してたの？」

レ「いや特に何も。」

「ふーん…」


…やっぱ夜だと何もやることないな。


コ「散歩にでも行く？」

み「あぁ、行こう。」

「え？どこ行くの？」

レ「夜の散歩だよ。」

「おぉ〜いいじゃん。」

レ「まぁでもその前に…鍵だね。」

コ「じゃあみっどーよろしく。」

み「ｵｹ」

「ん？どうするの？」

レ「玄関の鍵はらっだぁが持ってるから…」

コ「前も確か勝手に持ってったよね。」

「うわぁ…怒られそう。」

コ「まぁ大丈夫でしょｗ」

み「ただいま」

「お、来た来た。」

レ「どう？起きなかった？」

み「いや普通にばれたけど紐で縛り付けといた。」

「え？」

レ「え大丈夫なのそれ！？」

「じゃ、行きますか。」

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