まずは春組から。 ページ4
夕飯後、談話室の一角に私と春組で集まっていた。
「じゃあ改めて!佐久間咲也、17歳です!」
「ワタシ、シトロンいうね。ヨロシク!」
「俺は皆木綴。脚本家もしてるんだ。ほら、真澄も。」
「……碓氷真澄。」
「本当はあと1人、至さんって人がいるんだけどまだ帰ってきてないから帰ってきたら自己紹介してもらうな?」
咲也、シトロン、綴、真澄、至……
…1組5人か意外と少なそうで安心。
『さっきも言ったけど葉野A。よろしく。』
「葉野さんって欧華高校に通ってるんですよね?」
『それ…。』
「え?」
『私の方が多分年下だから、敬語とか…使わなくてもいい。』
「!じゃあ…Aちゃん?」
『…好きに呼べばいい。』
私の春組での呼び方が決まったところでドアが開く音がした。
「あれ、女の子が増えてる。」
「あ、至さん、自己紹介お願いします。」
「あーこの子がお手伝いさん?茅ヶ崎至。よろ〜。」
エリートな顔して言葉遣いは現代的…
『葉野A。欧華高校2年生。』
私も自己紹介を返すと至さんは部屋に戻ろうとしていた足を止めこちらに振り返ってじっと見つめてきた。
『………至?』
「リアルJKキタコレ。しかも初対面でもう呼び捨てとか最高。君、いいね。後でちょっとガチャ引いてよ、JKパワーでレア物きそうな予感。」
そこまで言うと、今度こそ至は自室に帰っていった。
『…あの外見であの性格は詐欺。』
「アレが至の頭上運転ヨー」
「頭上運転……?」
『………通常運転。』
「ソレねー!!」
「凄い…!Aちゃん、よく分かったね。」
「あってすぐにシトロンさんの誤字暗記を修正できるのは確かにすごいな…。まぁ、でも本当に至さんってゲーマーだしいつもあんな感じだから気にしないでいいからな。」
『………うん。』
____おまけ
「ねぇ、もう部屋戻っていい?」
「あー、そうだな、ある程度親睦も深まっただろうし解散するか。」
「じゃあAちゃん、困ったら何でも聞いてね!」
そう言ってみんな部屋に戻ったので私も戻ろうと思ったら途中で至と出くわした。
「あ、ちょうど良かった。ちょっとここ押して。」
差し出されたスマホを見ると私もやっているゲームのガチャ画面だった。
『ん……。』
ポン、とタッチする。
数秒後…
「…っ単発SRとか。やっぱJK尊いわ。ありがとな、A」
『私はUR引いた。』
「は!?」
『じゃ、部屋戻るから。』
「え、ちょっ!」
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餠(プロフ) - りにゃくろーど?さん» うぅ、ありがとうございます…!!最近全く更新出来てなくて本当に申し訳ありません…!頑張ります!!! (2017年11月25日 21時) (レス) id: 213488633a (このIDを非表示/違反報告)
りにゃくろーど?(プロフ) - あぁ、すきです、、、。ありがとうございます、、、。続き待ってます、、。頑張ってください、、。 (2017年11月14日 3時) (レス) id: f0e268b9f8 (このIDを非表示/違反報告)
餠(プロフ) - 神無月光音さん» ありがとうございます…!!無気力良いですよね!!頑張って更新続けていきたいです! (2017年5月15日 7時) (レス) id: 213488633a (このIDを非表示/違反報告)
神無月光音(プロフ) - 夢主ちゃんの無気力な感じ最強好きです!更新頑張ってください!! (2017年5月14日 23時) (レス) id: d8364f007e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:餠 | 作成日時:2017年5月13日 16時