出会い。 ページ1
「へくしゅんっ…！…ああ…」
ナオ「うわ…あんたもうちょっと女の子らしいくしゃみできないの？」
「うるひゃ…うわ…はなみず」
ナオ「あ〜もうほら、早く拭いて」
「ふわあ〜スッキリ〜！ありがと！」
ナオ「あんたそんなんじゃ今年も彼氏できないよ？」
「彼氏なんていらないもん」
ナオ「…はあ…」
隣でため息をつく友人を横に、私は
学校の校門を抜けた。人がたくさんいて
前がほとんど見えない。
ナオ「うわ…進めないじゃん…」
なんでこんなに人がいるかっていうと、
今日が始業式だから。かくいう私も
今日から高校２年生になる。
(…って言っても何か大きく変わるわけでもないしね…)
とりあえず人混みをかき分けて
クラス表の張り出してある掲示板まで
体を運ぶ。
？「またAと一緒かよ…最悪」
(この声は…)
「ジミナ…」
JM「よっ」
朝から嫌味を言ってくるこの男はジミン。
昔から家が隣でよく遊んだ、いわゆる
幼なじみというやつ。
ナオ「わっ！ほんとだ！うちら３人とも皆また同じクラスだ…」
「とりあえず早く教室行かない？寒い…もう春なのに…」
JM「だな」
そういって３人で教室に向かった。
(私の席は…っと…あ、後ろから２番目だ！ラッキー)
なんて思っていると、どうやら席が
教卓の目の前だったらしいジミンと
目が合ったので、クスクス笑ってやると
『べー』と返された。
(小学校みたいｗｗｗ)
そう思った時、思わず椅子を引きすぎて
後ろの席の机にぶつかってしまった。
「あっ、ごめんなさ…」
(うわ、やっちゃった…)
後ろを振り返るとその席には男の子が
寝ていた。
(起こしちゃったかな…ていうか…すごい綺麗な寝顔…)
？「ん…」
「あのっ…！」
ーグイッ
謝ろうとした時だった、突然制服の
裾をひかれた。
(え？)
？「…もう…ちょっと…寝かせて…」
私が状況を呑み込めないでいる中
彼はそういうとまた眠ってしまった。
(…な、なんなんだこの人)
袖を急に引かれたからなのか、
なんなのかわからないけど、自分の
心臓の鼓動が早くなるのを感じていた。
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最後まで読んでくださって
ありがとうございます(T^T)
今回初めて小説書かせてもらいました
ムスビです。いろいろグダグダなんですけど、
少しでも気にいってもらえたら嬉しいです^^
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作者名：ムスビ | 作成日時：2015年10月5日 10時
