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真夏の太陽が燦々と照り付ける砂浜。
キラキラと輝く海に足をつける。
「冷た〜い！」
「A！」
背後から名前を呼ばれ、振り返ると海水をぱしゃっとかけられる。
「わっ！永瀬くんヒドイ！」
「ふはっ、酷い顔」
「ひ、酷い顔って！…えいっ！」
仕返すように私も永瀬くんに水をかける。
「うおっ！！…おまえ！」
「きゃ！やだー！」
………
……
…
「A！起きろ！！」
パチッ。優太の声で目を覚ます。
…なに今の夢。すっごい、…幸せだった。
「なにニヤケテんだよ！」
「に、ニヤケテない！
何よ休日の朝っぱらから！」
携帯を付けて時刻を見てもまだ朝の７時。
「これかこれ、どっちが良いと思う？」
ボーダーの伸びたTシャツと、優太お気に入りの青いジャージを並べて私に聞いてくる。
「…なんで？どこか行くの？」
「顕嵐とメシ」
「顕嵐って阿部顕嵐？」
「うん」
「いつの間にそんなに仲良くなったの？」
この前偶然会った時に、盛り上がっていて気が合いそうだなぁとは思っていたけど。まさか一緒にご飯に行く程の中になっているとは思わなかった。
「それで、どっち？」
「どっちって…」
どっちもダサいからやめた方がいいよ…。
しかもお洒落な顕嵐くんと並ぶんだから、
尚更やめたほうがいい！
「…なんか他にないの？」
「今乾いてんのこれしかねーもん」
「隼人の服借りなよ、コーデしてあげるから」
“俺のことバカにしてるっしょ”などと
ブツブツ言いながらも優太は私が隼人のクローゼットから拝借して作ったコーデに着替える。
シンプルな白Tにチェックの襟付きシャツを羽織る。スラックスのパンツを合わせて、優太が大学に行く時使っている黒いリュックを背負わせる。
「うんうん、優太かっこいい！」
「おーおー！そうかそうか！」
煽てるとすぐ調子乗るんだから。
あれこれしているうちに、時刻は午前11時を回っていた。…優太に構い過ぎた。
「行ってきまーす」
「はーい、早く行ってくださーい」
「あっ、その前にトマジュー飲んでこ」
やっと出掛けると思ったのに、冷蔵庫からトマトジュースを取り出して紙パックからそのままラッパ飲み。
「だらしないなぁ」
「うるせ…ぶはっっ！」
「うわ！何してるのバカ！！」
隼人に借りた真っ白なTシャツは、飲みながら喋ろうとした大馬鹿優太が噴き出してこぼしたトマトジュースで真っ赤。
「…私知らないよ」
「おっ、おい！助けて？！」
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ゆうな(プロフ) - めっちゃ面白くて見ててドキドキでした！続きが気になります(^^;) (2020年7月20日 4時) (
レス) id: 14d033d146 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - 更新頑張ってください！Twitterフォローしました！ (2019年3月22日 11時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - すごくおもしろかったです（≧∇≦）これからも頑張ってください^_^ (2018年7月9日 22時) (レス) id: 122c024c29 (このIDを非表示/違反報告)
ａｏ★ - すごくきゅんきゅんします!これからも、応援してます！更新頑張ってください！ (2018年4月7日 23時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
大好き - 更新頑張ってください！応援し続けますね！ (2017年9月1日 23時) (レス) id: 86c35818c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるちゃん。 | 作成日時：2017年7月24日 15時
