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スピーカーから流れるスローテンポな洋楽を
聴きながら、カップをカチャカチャと音を立てて取り出し、コーヒーメーカーの電源を入れる音が聞こえる。
暫くすると、コーヒーの良い香りがキッチンからふわふわと漂ってきた。
隼人の優雅な朝の始まりだ。
「お、今日は早起きだな」
隼人がリビングのソファーに座る私の姿を見て、となりに腰掛けながらそう言った。
「優太に起こされた。
海の家のバイト始まってから
毎日起こされてるの…」
「ははっ、面倒なやつ」
水着美女に会える〜、なんて
毎日ウキウキしちゃって。猿みたいに。
立ち上がった隼人が、
私のカップを持って戻ってきた。
はい、と言いながらコトンと机にそれを置く。
「アイスティーで良かった？」
「うん、ありがとう」
隼人は、季節に関せず、
ホットコーヒーを飲む。
私も冬は、ホットのカフェオレを
毎朝飲むけれど、夏は中々美味しく飲めない。
「最近どうなの？好きな人とは」
からかうようにわざとらしく、「好きな人」を強調して聞いてくる隼人。
「特に、…変わりはないよ」
「うまくいってるんでしょ？
優太が、海行った日の夜、俺の部屋まで来て『Aが男におんぶされてた〜』って泣いてたよ」
「…見てたんだ」
「らしいね。Aの恋愛に口出しすぎるな、
って咎めといた。」
隼人が笑いながら言う。
・・・会いたいなぁ、永瀬くんに。
夏休みももうすぐ終わり。
新学期が始まれば、
また毎日永瀬くんと会える。
こんなに新学期が楽しみに思える
長期休みなんて、ない。
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ゆうな(プロフ) - めっちゃ面白くて見ててドキドキでした！続きが気になります(^^;) (2020年7月20日 4時) (
レス) id: 14d033d146 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - 更新頑張ってください！Twitterフォローしました！ (2019年3月22日 11時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - すごくおもしろかったです（≧∇≦）これからも頑張ってください^_^ (2018年7月9日 22時) (レス) id: 122c024c29 (このIDを非表示/違反報告)
ａｏ★ - すごくきゅんきゅんします!これからも、応援してます！更新頑張ってください！ (2018年4月7日 23時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
大好き - 更新頑張ってください！応援し続けますね！ (2017年9月1日 23時) (レス) id: 86c35818c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるちゃん。 | 作成日時：2017年7月24日 15時
