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急いでトーク画面を閉じて、深呼吸をする。
次はなんて送られてくるんだろう。
私……、すっごくドキドキしてくる。
携帯を目から遠くに離して持って、
遠目で永瀬くんからの返事が来るのを待つ。
すると、急に携帯から発された大きな音が部屋中に鳴り響いたので驚いて思わず携帯を落としてしまう。…着信を知らせる音だ！
・・・もしかして、永瀬くん！？
布団の中に沈んだ携帯を急いで拾い上げると、
「う、うそ……！」
そこには、やっぱり永瀬くんからの着信を知らせる画面が表示されていた。
「ど、ど、どうしよう！！！
……もしもし！！」
一瞬戸惑ったけれど、
反射神経というか……切られたら！っていう焦りで、思いっきり画面をスライドして電話に応答する。
「……何その勢い」
「……あ、ごめんね！もしもし」
「いや、別に言い直さんくてもええけど」
永瀬くんが、ふっ。て笑う声が耳元で聞こえる。
「………あの、どうしたの？」
「ああ、そうや。
あんな、……文字打つの面倒やねん。
せやから、電話……してみたんやけど
………その、」
「…うん？」
「っ来週の土曜日、海行かへん？
紫耀とかも、一緒に」
海………？永瀬くんと…………？
「……あかん？あ！あんな、……あー………
あの、彼奴！彼奴とかも誘ってええからさ！
いつもおまえと一緒におる…」
永瀬くんと………海！！！！
「行きたい！！！」
「おわ！………元気、やなぁ」
「あ、ごめんね…うるさかった？」
小さく驚いた声をあげた永瀬くん。
ちょっと勢いづき過ぎちゃったよね………
恥ずかしい…………。
「平気やで。………じゃあまた、細かいことは連絡するな」
「うん！ありがとう」
「ん。…………おやすみ」
「…お、おやすみなさい！」
“おやすみ”
暫くの間を空けて、永瀬くんが小さい声でそう呟いた。何時もより、なんだかとろんとした眠そうな声で。耳元で聞こえる、小さな欠伸にもすっごくドキドキした。
少しだけ掠れている、甘くて優しい声色が胸をくすぐるように思い出される。電話を切った後も、胸がドキドキとして中々治らない。
・・・今日は、いい夢が見れそうだなぁ。
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ゆうな(プロフ) - めっちゃ面白くて見ててドキドキでした！続きが気になります(^^;) (2020年7月20日 4時) (
レス) id: 14d033d146 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - 更新頑張ってください！Twitterフォローしました！ (2019年3月22日 11時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - すごくおもしろかったです（≧∇≦）これからも頑張ってください^_^ (2018年7月9日 22時) (レス) id: 122c024c29 (このIDを非表示/違反報告)
ａｏ★ - すごくきゅんきゅんします!これからも、応援してます！更新頑張ってください！ (2018年4月7日 23時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
大好き - 更新頑張ってください！応援し続けますね！ (2017年9月1日 23時) (レス) id: 86c35818c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるちゃん。 | 作成日時：2017年7月24日 15時
