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駅のホームのベンチに座って電車を待ちながら、怜央くんが買ってくれたジュースを片手に怜央くんと乾杯。
「そうだ、さっきのプリクラちょーだい？」
「んー、今はだめ」
「えー？？」
「夏休み明けに渡すからさ、楽しみに取っておいてよ」
怜央くんは落ち着いた声でそう言うと私の頭をぽんぽん、と諭すように２回撫でる。永瀬くんと同じくらいの手の大きさ、同じ男の人なのにあの時のようなときめきはなかった。
こんなところで、私はやっぱり
永瀬くんが好きなんだなぁと再確認する。
「ん〜……わかったよ。忘れないでね？」
「当たり前じゃん」
そういえば、永瀬くんは結局誰とペアを組んだのだろう。姿を見ていないけど、参加してたのかなぁ。
女の子が嫌で、休んでたりして…？
「……あ。ねえ怜央くん、体育館に向かう廊下にいたおばけって、誰だった？」
「えー？わかんないかな。どして？」
「躓いた時に、助けてくれたんだ」
「そんな事あったの！？うわぁ、ごめんね。気付かなくて」
怜央くんは眉を八の字にして悲しげに呟く。
あのおばけ、もしかして………
なんてこと、無いのかなぁ。
「ごめんね、俺怖がってばっかりだったでしょ」
「ううん、楽しかったよ。怜央くんは最高の夏の思い出になった？心残りはない？」
私がそう笑いながら聞くと、怜央くんは何か考えるように一瞬ぼーっとする。そして突然中身を飲み終えた空っぽの缶をゴミ箱にカランと捨てだと思ったら私の前に立ち上がる。
「Aちゃん、海行きたい」
「えっ！？今から？」
もう既に太陽は沈み空はだいぶ暗くなっている。
「うん、今。どうしても行きたい。Aちゃんと一緒に」
私をまっすぐに見つめ、真剣な眼差しでそう語る怜央くんに、自然と頷いていた。そして手を引かれるまま、海方面に向かう電車にふたりで乗り込む。
電車が動いてる最中、怜央くんはなぜかずっと私のことを見つめてきて、私が恥ずかしいって顔を隠しても目を逸らしてくれなかった。
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ゆるちゃん(プロフ) - あいぷうさん» 本当に、やっと気付き始めました（笑）嬉しいお言葉をありがとうございます（ ｉ _ ｉ ）更新頑張ります！ (2017年7月24日 15時) (
レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆるちゃん(プロフ) - りりさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます（ ｉ _ ｉ ）更新頑張りますね！ (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆるちゃん(プロフ) - ゆーみさん» わ〜（ ｉ _ ｉ ）とっても嬉しいお言葉をありがとうございます。更新頑張ります！ (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
あいぷう(プロフ) - 廉くんツンデレたまらない、、やっと好きだと気付いたんですね…！この作品最高ですだいすきです！！更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援しています！(^-^) (2017年7月23日 20時) (レス) id: 7c1a7d0db9 (このIDを非表示/違反報告)
りり - すごく面白いです!!更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2017年5月8日 21時) (レス) id: d8f3b52d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるちゃん。 | 作成日時：2016年8月2日 0時
