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あの後、怜央くんには謝られて
全然気にしてないよ!って言ったものの
怜央くんが気にしちゃってるみたいだった。

でも、花火を見て「うおー!」って声を上げる
怜央くんはいつも通りだったから、安心。


そして帰り、怜央くんは反対方向だというのに、
私を家まで送ってくれている。


すっかり暗くなった夜道。



「ねー」

「なに?」

「俺の名前呼んで」

「え、…怜央くん?」

「それ!れお、じゃないの?」

「へ?」

「れおくん、じゃなくて、れおが良い。」

「えー、だって、慣れないもん」

「さっきは呼んでくれたのに」



怜央くんは、少しだけ拗ねたような顔をする。


「さっきは、ノリで…」

「じゃあ、慣れてきたられおって呼んでくれる?」

「うん、多分」



多分ってなんだよー!ってまた拗ねる怜央くん。
ていうか、怜央くんも私のこと
「Aちゃん」って呼ぶのに。




なんだか、今日1日でたくさん仲良くなった気がする。



良い1日だったような気がするけど、
永瀬くんに最初しか会えなかったことだけが
心残り、っていうか、残念だったかなぁ……。

怜央くんといるのも楽しかったんだけど、
何かの奇跡が起こって、永瀬くんと
一緒に回れたりしたら、良かったのになあ。
…なんて考えてしまう自分がいる。

こんな事考えてたら、失礼だよね・・・



怜央くんとばいばいしてお家に入り、
りんご飴を優太にお土産として渡すと、
優太は目をキラキラさせて受け取る。

そして直ぐに袋をピリピリと破り
りんご飴にかぶり付く。



「来年こそ、彼女といけるといいね」

「う、うるせえよっ!」

「ふふ」



自室に戻り、浴衣から部屋着に着替えて
下に降りると、春人が優太に何かコソコソと
伝えていた。



「春人帰ってたんだね、おかえりー」

「ん」


春人は、何故かニヤニヤとしている。
そして優太は明後日の方向を向いて
フリーズしている。


「え、優太どうしたの?」

「………」



声を掛けてもピクリとも動かない。




「ちょっと春人、優太になに話したの」


そう聞いても、春人もニヤッと笑うだけで
なにも応えない。

なんなんだよー!!!



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ゆるちゃん(プロフ) - あいぷうさん» 本当に、やっと気付き始めました(笑)嬉しいお言葉をありがとうございます( i _ i )更新頑張ります! (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆるちゃん(プロフ) - りりさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます( i _ i )更新頑張りますね! (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆるちゃん(プロフ) - ゆーみさん» わ〜( i _ i )とっても嬉しいお言葉をありがとうございます。更新頑張ります! (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
あいぷう(プロフ) - 廉くんツンデレたまらない、、やっと好きだと気付いたんですね…!この作品最高ですだいすきです!!更新楽しみにしています!これからも頑張ってください!応援しています!(^-^) (2017年7月23日 20時) (レス) id: 7c1a7d0db9 (このIDを非表示/違反報告)
りり - すごく面白いです!!更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2017年5月8日 21時) (レス) id: d8f3b52d81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるちゃん。 | 作成日時:2016年8月2日 0時

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