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「うわ、お化け」

「うるさいな。パックだよ。」


「ははっ。なんかA、最近可愛くなったな」




夕食を食べ終え、ソファーに座りながら
ソーダ味のアイスを片手に お風呂上りの
火照った体を冷やしていたら、
隣に座ってきた優太が突然そう言った。





「…え、うそ?」

「うん、今の返事も前と全然違う。前だったら絶対『きもい!セクハラ!やめて!』つって返してただろ」

「そんなこと言わないよ、ばか」





確かに最近、家を出る前鏡で見た目を
入念に確認したり、今だってお風呂上りのパックをしたり。

女子力は上がってるなあ、って自分でも思う。





というか。
永瀬くんに少しでも可愛いって思ってもらいたいから。頑張ってる。

あの永瀬くんが女子に可愛いなんて
地球が滅亡するのと同じくらい
無いに等しいんだろうけど、


「お前は嫌じゃない」
って。永瀬くんがくれた言葉があるから、
少しでも頑張ろうと思える。





「なに、なんかあったの?」

「別に〜」

「何だよ、お兄ちゃんに言ってみろ?」

「何もないってば!」

「何もないって顔してないぞ、お兄ちゃんにはわかります。」





隼人といい優太といい、家族だと
やっぱり隠しきれないものなのか。

私と同じアイスを食べながらこっちを探るように見てくる。




「何もないって言ったら無いのよ。お兄ちゃんこそなんかあったの?」


でも、隼人と違って優太は簡単。
話をそらせばすぐ乗っちゃう人だから。



「は?なんで俺?」

「かっこよくなったから」

「………マジで?」

「うん」

「実は最近、前髪切ったんだよ!誰も気付いてくれなかったんだけどやっぱAは俺の変化に気付いてくれた!さっすが俺の妹だわ。」

「切ったんだ?」

「はあっ?!お前、!」



許さねー!なんて言って優太は脇腹を
コショコショしてくる。


「ちょっと、アイス危ないから!やめてよ!ひゃはは!」




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ゆるちゃん(プロフ) - あいぷうさん» 本当に、やっと気付き始めました(笑)嬉しいお言葉をありがとうございます( i _ i )更新頑張ります! (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆるちゃん(プロフ) - りりさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます( i _ i )更新頑張りますね! (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆるちゃん(プロフ) - ゆーみさん» わ〜( i _ i )とっても嬉しいお言葉をありがとうございます。更新頑張ります! (2017年7月24日 15時) (レス) id: b55da15e6f (このIDを非表示/違反報告)
あいぷう(プロフ) - 廉くんツンデレたまらない、、やっと好きだと気付いたんですね…!この作品最高ですだいすきです!!更新楽しみにしています!これからも頑張ってください!応援しています!(^-^) (2017年7月23日 20時) (レス) id: 7c1a7d0db9 (このIDを非表示/違反報告)
りり - すごく面白いです!!更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2017年5月8日 21時) (レス) id: d8f3b52d81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるちゃん。 | 作成日時:2016年8月2日 0時

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