三十七口 ツッコミポジはよ ページ2
「ぬしさま、皆が集まりました。」
「ありがとう小狐丸。」
久しぶりに広い居間が狭く感じた。
いつもはちらほらいなかったり、仲間内でたべたり
広間に皆を集めるのは、新しい刀やイベント時のみだしね。
「どうか、なされたのですか？言ってくだされば、小狐丸出なく私が主命をこなしたと言うのに。」
「長谷部、お前はどうか休んでくれ。」
「朝餉はさっき食べたではないか。とうとう主も認知症か！」
「それは三日月だろ？？」
「な、なんだっ！遂に俺の愛馬のハーレーダビットソンで本丸中を駆け巡ったのがバレたかっ！？」
「うん、そんな事でいちいち皆の前では呼び出さないけど。鶴丸おまっそんなことしてたのか！！」
「......分かったぞ、大包平がとうとう」
「残念だが鶯丸。それは十二月末のワンチャンにかけろ」
「えっと、弟丸。何の集まりだと思う？」
「兄者ァア！！俺は膝丸だと何度言えばっ。」
わいわい、がやがや...
だーっ！！
審神者である俺でも手に負えないだとっ？？
源氏兄弟は最近、弟の膝丸が来て更にややこしくなったし。
じじいたちのボケ度は増す一方だし...。
ツッコミポジ(A)はよ帰ってこい！！！
しかも、言い難い。
この空気、ものすごーく言いにくい！！
ゆ、勇気を出すんだっ
「......えっと、その。Aらしきものから手紙が届いた。」
「「「！！！」」」
一瞬で本丸中の時が止まったかと、錯覚するほど静かになった。
「主殿、Aからの手紙というのは本当ですか！？」
お、おおう。相変わらず威勢のいい粟田口派お兄ちゃん。
でもね、あまり首を揺すられると......うぷっ
「この紋、まちがいないか？一期。」
特徴的なアジサイの紋。
「......はい。間違いありません。ぁあ、本当に...っ！！」
一期一振を筆頭に兄弟が一斉に鼻をすすり始めた。
そして、ある刀剣は喜び、またある刀剣は良かったと微笑む。
「主さん！早く読んでっ」
「わかった乱。」
俺も中身が気になるからな
封筒を開けると手紙がぎっしり詰まっていた。
「拝啓、春のうららかな......」
『大将。いや、主へ。まず初めに、主そして本丸のみんなそして
粟田口派の......兄弟達に謝りたい。心配をかけてごめんなさい。
俺はまだ、元主のところにいます。色々起き過ぎて、まだ帰れそうにもない。
理由はすべて書きます、だからこれから書くことをどうか信じてください......。』
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八咫烏@地獄鴉(プロフ) - 霧憑 幻さん» お気に入りありがとうございます...！！ (2017年1月1日 14時) (
レス) id: 96dcb9a643 (このIDを非表示/違反報告)
霧憑 幻(プロフ) - やっとこさ追い付いた……(お気に入り済み) (2017年1月1日 12時) (レス) id: a919ed2021 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏@地獄鴉(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます！更新が止まり気味ですがこれからもよろしくお願いします！_(._.)_ (2016年12月23日 11時) (レス) id: 96dcb9a643 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 続編おめでとうございます！凄く面白いです(*^ω^*) (2016年12月11日 14時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏@地獄鴉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/koyuduki271/
作成日時：2016年12月5日 17時
