娘じゃないもん **りりの場合**

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「…って
まぁ、そんな感じよ？」


はしょった(笑)
最後の方は大幅にはしょった


妹にキスの話とか…
ムリムリムリ



「で、結局これしか居無いって？」

「ヤー‼︎らら！」

「まぁ…そう言うことよね」

「りりも！
お前ら2人して…」


はぁ…なんて大げさにため息ついて見せてるけど
その瞳はどこまでも優しくて
小さい子供だったあの頃から
この瞳にずっと見守られてきたんだよね


「ヒチョル？」

「ん？」

「変態って言われた？」

「はぁぁ？！」

「え？(笑)らら？」

「だってさぁ、アッぱより年上なんだよ？」



らら、そんな真剣な顔でする質問がそれ？(笑)



「お前どう思う？」

「ん〜、らら解ん無い
けど、おかしく無いと思う」

「だろ？
俺もそう思う

なんやかんや言いたい奴は言うんだよ
そんな奴らには言わしときゃいい

自分が楽しけりゃ
それでいいんだよ」



そうだね
言いたい人はたくさん居るだろうけど
私はヒチョルの隣に居るのが一番自然で
楽しくて、幸せで
落ち着く


これ以上の人なんて居るはずが無い


ふと見ると
やっぱり交わる視線
微笑むと
微笑み返してくれる



「はぁ、ヤダヤダ
2人の世界作っちゃてさ


オンニはららのオンニなのに…


ヒチョル！」

「なんだよ(笑)
オッパつけろよ(笑)」

「オンニ、貸したげる
貸すだけだからね

期間はオンニがこうやって
幸せそうに笑ってる間！

もし、オンニが泣く様なことが有ったら
その瞬間
ららが取り返しに行くんだから！

それで、それで、絶対にぜぇぇぇぇったいに
返してあげ無いから！
解った？

ららの大好きなオンニなんだから！」

「そりゃ残念だな
一生返してやることが出来なさそうだ(笑)

泣かさねぇよ
幸せにしてやるよ
嫌って位な(笑)」


涙をこぼしたららを
柔らかく抱きしめながら
私を見つめてそう言ってくれた


ありがと


口だけで伝えると
片方の唇の端を上げて笑う


「ヒチョル…オッパ」

「え？」

「オンニの旦那様だから、そう呼んであげる
ヒチョルオッパ

オンニの事宜しくね」


そう言うとヒチョルを押しのける様にして立ち上がって
来た時みたいに
バタバタバタって
出て行った
私の可愛い妹


「あいつ…やっぱ可愛いな」

「私より？」

「バァカ」

「バカだもん(笑)」


不意に抱き寄せられて
唇が重なった


「ちょ！ヒチョル」

「お前が一番可愛いよ」

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