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「ねぇ」

「ん?」

「どうしてあの時止めたの?
りりは賢い子だから
遅かれ早かれ気づくと思うよ?」

「知ってるよ

だけど、1秒でも長く
僕の可愛いりりで居て欲しいんだよ

アッパの可愛い娘でね」









一番大切な人



その言葉が僕の何かを壊した音がした



「僕は…何?」

「え?」

「彼氏…なんだよね?
なのに、一番大切な人じゃ無い?」

「違う!そうじゃなくて…」

「じゃぁなに?」


こんなことしちゃダメだって
何処かで解ってる
けど
止められなくて


戸惑い続けるりりちゃんの手を強く握って
席を立って歩き出した


ダメだ
頭では解ってるのに
心が着いていか無い









痛いくらい握られた手
何も言わずに
私を引っ張り続けるジヌ君は
知らない人みたいで
怖くて


「ジヌ君?」


何度も呼びかけるけど
答えてもらえなくて



「きゃ!」




乱暴に引き込まれたその場所は
ビルとビルの狭間みたいなところで


数十センチの隙間に
2人
気がつくと向かい合って立ってた


体が密着して
数センチ先に有る
ジヌ君の目は

怒りと、悲しみを混ぜたような
そんな色をしてて

怖くて視線をそらすと


「どうして僕を見てくれないの?
好きでも無いから?」

「違っ…」


顔を上げた瞬間
ジヌ君の唇が私の唇を捉えたんだ


やだ‼︎


とっさに両腕でジヌ君の胸を押すと
頭の後ろに手を回されて
もっと強く押し当てられて


顔を振って離れようとするけど
がっちり固定されて
それすら出来なくて



こんなの嫌だ



ジヌ君の舌が
食いしばってる私の唇をこじ開けて



ヒチョル‼︎‼︎
ヒチョル助けて‼︎‼︎
ヒチョル‼︎‼︎

「やめっ…」

そう言おうとした瞬間
彼の舌が入って来て
言葉後と飲み込まれてしまった


まるで罰を与えるみたいに
荒々しく
私の中で泳いで


涙が次から次に溢れて落ちて行く

気持ち悪い…


彼の胸を何度も何度も叩くけど
それでも辞めてくれなくて


キス…じゃ無いけど
ヒチョルとしたポッポは幸せな気持ちで溢れてた
どのポッポも
した後2人で笑い合って

全部が幸せな思い出なのに…
何故?



もう、なにもかもがどうでもよくなって
抵抗することを諦めたその時
やっと…解放された



「…きなのに
こんなに好きなのに…」



ジヌ君の口から零れた言葉が
胸に突き刺さる


だけど…
怖い


まだ握られてる腕を振り切って
その場から逃げ出した

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angieuko(プロフ) - mayさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございますファンだなんて(*^^*)嬉しいですぅ(≧∇≦*)こちらこそありがとうございます。続編、何話か書き溜めて近いうちに落とさせていただきますので、よろしくお願いしますぅ (2014年7月16日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
may(プロフ) - こんばんは。このシリーズのファンですごく楽しく読ませていただきました。素敵なお話をいつもありがとうございます!!続編もすごく楽しみにしていますね〜!! (2014年7月16日 20時) (レス) id: 752c417563 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - 咲夜さん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)三姉妹、書きます( ´艸`)多分もう少し待っててくださいねぇ (2014年7月16日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - とうとう終わっちゃいましたか~!このシリーズ大好きなんですよね♪このまま三姉妹の話全て見たいですw (2014年7月16日 15時) (レス) id: 6272f97fa3 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちっちくりぃさん» わぁ( ´艸`)ありがとうございます(≧∇≦*)次のお話も近いうちにup出来るように頑張ります (2014年7月16日 12時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年5月8日 21時

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