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「眠いならベッドに行け!」

「眠くないもん!」


何回しただろうこの会話



だから...あれだけ言っただろうが
無防備に他人に寝顔晒してんじゃねぇよ


一瞬の間に眠りに落ちたりりが
膝の上で
俺に巻き付くようにして寝てる


「寝ちゃったな(笑)
ヒョン、それじゃ動けないだろ?

に、しても...見た目はえらく育ったけど
未だにヒョンにべったりなんだ...」


でもねぇよ


「ヒョンが未だに誰か一人に決めない理由は
それ?

やっぱあんた変態じゃん(笑)」


「っさい!」


「否定はしないんだ(笑)」


「っさい!」


「あぁ(笑)腹痛てぇ

お邪魔しちゃ悪いから俺帰るわ(笑)
俺もマイハニーが待ってるからぁ(笑)」


「帰れ!
もう来んな!」


ヒラヒラ軽やかに手を振りながら
部屋を出る時に振り返って


「ヒョン、苦労するな

だけど、俺はそんなヒョンが好きだよ」


なんて、真面目な顔でそれだけ言うと
帰っていった


苦労...なぁ
別に苦労なんてしてねぇけどな


今日もソファで寝なきゃなんねぇ


位か?


それだって別に...
コイツの為なら苦じゃねぇし


“ヒチョ...”


寝言かよ(笑)


りりの顔にかかった髪を指でゆるく払って
その顔をどの位見てたんだろう


バカみてぇ


体だけは一人前に育ったりりを持ち上げて
ベッドに横たえた
りりの寝顔をやっぱり見つめてた



その重さが
なんて言うか...
淋しいような...苦しいような...
胸が...締め付けられるみたいで
喉の奥が苦しくなる



“じゃ...無いもん”



そうだな...
お前は娘なんかじゃない



この気持ちに気づいて良かったのか
悪かったのか



「お前が悪い...」



ぼそっと呟いて
りりの唇に自分の唇を押し当てた



何度もポッポした唇は
まだ小さくて
固かったのに



今触れたそれは
どこまでも柔らかく、優しく
俺を受け止めてた



渡したくねぇな
誰にも



だけど...
俺でお前は幸せにしてやれるのか?
オヤジよりも年上の俺で



メンドクセェ事になったよな



マジで...

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angieuko(プロフ) - mayさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございますファンだなんて(*^^*)嬉しいですぅ(≧∇≦*)こちらこそありがとうございます。続編、何話か書き溜めて近いうちに落とさせていただきますので、よろしくお願いしますぅ (2014年7月16日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
may(プロフ) - こんばんは。このシリーズのファンですごく楽しく読ませていただきました。素敵なお話をいつもありがとうございます!!続編もすごく楽しみにしていますね〜!! (2014年7月16日 20時) (レス) id: 752c417563 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - 咲夜さん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)三姉妹、書きます( ´艸`)多分もう少し待っててくださいねぇ (2014年7月16日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - とうとう終わっちゃいましたか~!このシリーズ大好きなんですよね♪このまま三姉妹の話全て見たいですw (2014年7月16日 15時) (レス) id: 6272f97fa3 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちっちくりぃさん» わぁ( ´艸`)ありがとうございます(≧∇≦*)次のお話も近いうちにup出来るように頑張ります (2014年7月16日 12時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年5月8日 21時

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