検索窓
今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:137,826 hit

30 ページ31

ジヌ君(笑)

駅に歩いていくと
ジヌ君が壁に凭れてた
只それだけなのに
なんだかそこだけ雑誌のページみたい



俯いて読んでた本から視線をあげたジヌ君が


「りりちゃん(笑)」


ってにっこり笑ってくれるから
そこまで小走りに駆けていった


「あそこでしばらくジヌ君のこと見てたの」


「え?
来てたなら声かけて?」


「なんだか、壊しちゃいけない空気みたいで(笑)」


「りりちゃんなら、いつでも壊してくれていいのに」


そう言いながら手を絡めて
駅に向かって歩き始めた彼に


「ジヌ君?」


「ん?」


「週末遊ぶ?よね?」


「遊ばないの?」


「うぅん!
遊ぶなら日曜日がいいの

午後位から?」


「ん?良いけど..
どうしたの?」


なんだか不安げに私をのぞき込む彼


「んー...
週末はいつも帰るでしょ?」


「うん」


「ヒチョルがママに会いたいから車に乗せてくれるって」


「あぁ...
ヒチョル...さんね」


「うん。暫く会ってなかったみたいだから(笑)」


「そっか...うん。
解った

日曜は何か甘いものでも食べに行く?
それとも...映画にでも行こうか?」


「どっちも

っていうのはワガママかな?(笑)」


そう言った私の頭に手を置いて顔を覗き込むと


「りりちゃんのワガママならなんでも聞いてあげるよ?(笑)」


そう言って微笑んだ後
すごく寂しそうな目をした彼に全く気付けなかった






明日...早起きするのメンドクサイな
んー...ヒチョルん家に行っちゃお

ヒチョルもお迎えに来る手間が省けて
一石二鳥なんじゃない?

いつもの荷物をバッグに詰めると
通いなれた道を通って
ヒチョルの家に急いだ



見上げれば真っ暗な空に輝く星
柔らかな光で照らしてくれる真ん丸な月


「今日は満月なんだぁ」


誰に言うでもなく呟いた言葉は
暗闇に吸い込まれていった





「ヒチョルー?

って居ないのか」


まぁいいや


夜とはいえこの季節に重い荷物を持って歩いた体は
じっとりと汗ばんでて

シャワーでもしよ(笑)


バッグから手早く着替えを取り出して
バスルームに向かった



ふぅ
スッキリ(笑)


シャワーも浴びて
ヒチョルん家に置いてる化粧水をパンパンって適当に叩いて


髪をタオルで拭きながら
リビングに入っていくと



誰?
ソファに座った人が
目を丸くして私を見つめてた

ヒチョルの...お友達?

見た事有る気がするけど...
誰だっけ?

31→←29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (177 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
設定タグ:superjunior , ヒチョル ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

angieuko(プロフ) - mayさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございますファンだなんて(*^^*)嬉しいですぅ(≧∇≦*)こちらこそありがとうございます。続編、何話か書き溜めて近いうちに落とさせていただきますので、よろしくお願いしますぅ (2014年7月16日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
may(プロフ) - こんばんは。このシリーズのファンですごく楽しく読ませていただきました。素敵なお話をいつもありがとうございます!!続編もすごく楽しみにしていますね〜!! (2014年7月16日 20時) (レス) id: 752c417563 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - 咲夜さん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)三姉妹、書きます( ´艸`)多分もう少し待っててくださいねぇ (2014年7月16日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - とうとう終わっちゃいましたか~!このシリーズ大好きなんですよね♪このまま三姉妹の話全て見たいですw (2014年7月16日 15時) (レス) id: 6272f97fa3 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちっちくりぃさん» わぁ( ´艸`)ありがとうございます(≧∇≦*)次のお話も近いうちにup出来るように頑張ります (2014年7月16日 12時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年5月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。