検索窓
今日:1 hit、昨日:15 hit、合計:137,819 hit

29 ページ30

「汚い!」

そんな事思ってないけど
なんとなく恥ずかしくて
出た言葉

「はぁ?
汚いものなんてねぇ!」

って、その手で頭をクシャって撫でた後
頬に触れた



あ、また...
ヒチョルなのにヒチョルじゃなくなる

なんなんだろう?
この違和感...



「バーカ(笑)そんな顔すんじゃねぇ」

って、またヒチョルに戻るから

「もう!」

鞄から出したハンカチでヒチョルの手を拭って
なんとなく笑い合ってると
前の車が動き出して
ヒチョルもまた、前を向いた



なんとなく、視線を外に送ると
一瞬ジヌ君に似た後ろ姿が木の陰に見えた気がした



「あ...」

「ん?」

「ん...何でもない」


違う人かもしんないし
ジヌ君だとしても...



「あ!」

「今度はヒチョル?(笑)」

「お前週末帰るだろ?」

「うん」

「久しぶりにあいつの顔見たいから
一緒に行ってやるよ

昼飯でも食って行くか?」

「オンマ?

うん!そうする(笑)
何食べたいか考えとくね」


その時はまだ...解らなかったんだよね
自分の本当の気持ちも
これからどうなるのかも

ヒチョルの気持ちも...





りりちゃん?
登校途中見かけた車にりりちゃんが乗ってた

隣には男の人?

あれ?昨日...ヒチョルさんのところに泊るって
言ってなかった?
ヒチョルさんってお父さんの仲間で
お母さんの友達...じゃなかったか?

おじさんって言うより
少し年の離れたお兄さん位の人じゃないか?


信号待ちの車内で
頭を撫でられた後頬に手が伸びて

キスでもするんじゃないか?

そんな空気で...
その後彼の手を笑いながらハンカチで拭ってた...


そんな二人から目を離すことができなくて

だって...
どう見ても恋人同士にしか見えないじゃないか...

りりちゃん...?
僕は君の...何?
彼氏...じゃない?


車が動き出した時
思わず背を向けてしまった
別に...
僕にやましいところは無いのに


車の中にいた彼女は
僕の知ってるりりちゃんみたいで
だけど...別人みたいだった

甘えたように笑う顔も
ちょっと膨れた顔も
それから...
今にもキスするんじゃないかって言う
女の顔も...

見た事が無い顔だった



何故...
僕にはその顔を見せてくれない?
何故...
そんな嘘をつくの?
何故...
僕と付き合うなんて言ったんだ?


その人は...彼氏...なんだろ?

それとも...

30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (177 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
設定タグ:superjunior , ヒチョル ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

angieuko(プロフ) - mayさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございますファンだなんて(*^^*)嬉しいですぅ(≧∇≦*)こちらこそありがとうございます。続編、何話か書き溜めて近いうちに落とさせていただきますので、よろしくお願いしますぅ (2014年7月16日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
may(プロフ) - こんばんは。このシリーズのファンですごく楽しく読ませていただきました。素敵なお話をいつもありがとうございます!!続編もすごく楽しみにしていますね〜!! (2014年7月16日 20時) (レス) id: 752c417563 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - 咲夜さん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)三姉妹、書きます( ´艸`)多分もう少し待っててくださいねぇ (2014年7月16日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - とうとう終わっちゃいましたか~!このシリーズ大好きなんですよね♪このまま三姉妹の話全て見たいですw (2014年7月16日 15時) (レス) id: 6272f97fa3 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちっちくりぃさん» わぁ( ´艸`)ありがとうございます(≧∇≦*)次のお話も近いうちにup出来るように頑張ります (2014年7月16日 12時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年5月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。