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「おばあちゃんの家に行かなかったのは
ヒチョルの傍の方が落ち着くからだよ」



ママやアッパに叱られたり
衝突して、どうしても納得行かなかったりした時
いつだって私の逃げ場は
ヒチョルの所だった

居ても、居なくても
そこに居るとなんだか落ち着いて

ヒチョルが早く帰ってきたらその時に
遅く帰ってきたら次の日の朝早く
眠そうな目を擦りながらも
何があったのか聞いてくれて

“お前の言い分もわかるけどなぁ
今回のはお前が悪い”

とか

“そりゃあいつが悪いな
怒って当然だ(笑)

まぁ、りりが大人になって許してやれ”

とか
言ってくれて
ママやアッパに言われても納得行かないことでも
ヒチョルに抱っこしてもらって眠ったり
ヒチョルに言われると納得出来たんだよね




それが、ある日ね
あの時は...何が原因だったかなぁ?

その時もヒチョルは家に居なくて
勝手にヒチョルのベッドで寝てて
朝、いつもみたいに抱っこしてもらってるんだろうな?
と思って起きると
ヒチョルはベッドに居なかったの







ヒチョル?
帰らなかったのかな?
話聞いてもらわないと帰れないよ?

もう!
なんで帰ってこないの?

ヒチョルがそこにいないから
なんだか余計に腹が立って
朝日の眩しさにさえ腹が立って

バタンって大きな音を立てながらリビングに入ると

「うっせぇな...
ドアくらい静かに開けろ

女だろ?
りりにならすぐ起こされてやるんだから、な?」

ってソファーの向こうからムクって
ヒチョルが半分寝ながら起き上がってきた

「ヒチョル!
なんでベッドにいないの?

なんで抱っこして寝てくれなかったの?」

イライラが頂点で自分でも驚く位
すっごい大きな声が出てた


眠そうに首筋に手を当てながら

「りり...お前なぁ
いつまで子供で居るつもりだ?

そんなでかい図体して
いつまでも男に抱っこされて寝るとか

アホか?」

って気だるそうに言ってから
真っ直ぐ見つめられて

もう、あの柔らかい温もりの中で眠ることも
起きる事も無いんだ

そう思うと
すごく、すごく悲しかったけど
それと同じ位嬉しかった

だって、それは
ヒチョルが私の事を子供だって
もう思ってないって事でしょ?







「それっていつ頃?」

「まぁ...いつまでも一緒に寝てらんねぇだろ?
お前んとこがどうかは解んねぇけど

女として見てるっつうより
あれだあれ

危機感持て!みたいなやつだ
少なくてもあん時はな」

なんて、明後日の方を見ながらヒチョルが呟いた

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angieuko(プロフ) - mayさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございますファンだなんて(*^^*)嬉しいですぅ(≧∇≦*)こちらこそありがとうございます。続編、何話か書き溜めて近いうちに落とさせていただきますので、よろしくお願いしますぅ (2014年7月16日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
may(プロフ) - こんばんは。このシリーズのファンですごく楽しく読ませていただきました。素敵なお話をいつもありがとうございます!!続編もすごく楽しみにしていますね〜!! (2014年7月16日 20時) (レス) id: 752c417563 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - 咲夜さん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)三姉妹、書きます( ´艸`)多分もう少し待っててくださいねぇ (2014年7月16日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - とうとう終わっちゃいましたか~!このシリーズ大好きなんですよね♪このまま三姉妹の話全て見たいですw (2014年7月16日 15時) (レス) id: 6272f97fa3 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちっちくりぃさん» わぁ( ´艸`)ありがとうございます(≧∇≦*)次のお話も近いうちにup出来るように頑張ります (2014年7月16日 12時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年5月8日 21時

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