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校舎を出て校門に向かいながらも続く会話

「りりは、好きな人とかいないの?」

って聞かれた瞬間
助手席の窓が開いて

「オンニー!遅ーい!」

ってるるの声が辺りに響いた

好きな人...ねぇ...

「この話はここまでだね(笑)
また明日ね」

友達に手を振って車まで急いで走って行って扉を開けると
ヒチョルが後部座席に座ってた

「ヒチョル?」

「なんだよ?居ちゃ悪いか?(笑)」

「悪くないけど...」

扉を閉めるとオッパがゆっくりと車を出したんだ



さっき

“好きな人とかいないの?”

って、友達に聞かれた時
一番最初に浮かんだのはヒチョルの顔だった

けど

この好きがどんな好きなのかが
解らない

本当にちっちゃい時からヒチョルが好きで
家族と同じくらい好きで
ずっとそのまま大きくなって

だけど

その好きは
男の人として好きなのか

解らない

じっとヒチョルを見つめてると
両手で頬を挟まれて

「何見てんだよ(笑)
今更かっこいいなぁとか思って見とれてんのか(笑)」

「え?そうじゃないけど...」

「あ?なんだよ?
熱でもあんのか?」

顔が近づいてきて
オデコがピタってくっつけられて

「ねぇじゃん」

ってヒチョルの顔が離れていった

んー...
好きなんだったらドキドキするよねぇ?
ドキドキは...しなかったなぁ

「ヒチョル?」

「ん?」

「ポッポ!」

「は?アホか?
やっぱり熱でもあるんじゃねぇか?」



そういえば...
いつからヒチョルとポッポしなくなったんだろう?
小学生になった頃に

“お口にはポッポは無しな?”

って言われて
中学生になった頃には
してくれなくなったかなぁ?



「ポッポくらい良いじゃんヒョン(笑)
るるやー?」

ちょうど信号で止まって
顔をんって突き出したオッパのホッペにるるが
チュッてして

「オンニ、可哀想だから後でるるがポッポしてあげるね
ヒチョルの意地悪」

って舌を出すと

「るる!お前なぁ...
ドンへも!後何年かすりゃ...

お前には解んねぇかもな...」


はぁぁぁぁ


なんて溜息をついたヒチョルが私を見て

「んなブーたれた顔すんなって

アレだアレ!
ドンヘ!ケーキでも喰いに行くか?」

るるの喜んだ声が聞こえて

「オッケ」

って言ったオッパが急ハンドルを切って
思わず倒れそうになった私を
ヒチョルが片手で抱き留めてくれた

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angieuko(プロフ) - mayさん» こんばんは(*^^*)コメントありがとうございますファンだなんて(*^^*)嬉しいですぅ(≧∇≦*)こちらこそありがとうございます。続編、何話か書き溜めて近いうちに落とさせていただきますので、よろしくお願いしますぅ (2014年7月16日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
may(プロフ) - こんばんは。このシリーズのファンですごく楽しく読ませていただきました。素敵なお話をいつもありがとうございます!!続編もすごく楽しみにしていますね〜!! (2014年7月16日 20時) (レス) id: 752c417563 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - 咲夜さん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)三姉妹、書きます( ´艸`)多分もう少し待っててくださいねぇ (2014年7月16日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - とうとう終わっちゃいましたか~!このシリーズ大好きなんですよね♪このまま三姉妹の話全て見たいですw (2014年7月16日 15時) (レス) id: 6272f97fa3 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ちっちくりぃさん» わぁ( ´艸`)ありがとうございます(≧∇≦*)次のお話も近いうちにup出来るように頑張ります (2014年7月16日 12時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年5月8日 21時

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