1傷 ページ2
それは女の子が助手になってそう遠くはない頃の話。
寧々「もう嫌だー!!
トイレ掃除限界!!!!」
花子「まあまあ、そう言わずに、頑張れー!」
そう言って後ろでハタと紙吹雪をやる男の子。
それがまた散らかしているとつゆほども知らず。
寧々「はあ……いつになったら王子様の迎えは来るのかしら………」
花子「えー俺でいいじゃん!」
寧々「花子さんはタイプじゃないっていうか何ていうかー」
花子「グサッ!」
寧々「花子くんは私のこと召使いとでも思ってるの!?
王子様〜!」
女の子がくるりと振り返ったところにまさかのバケツ。
________ガッシァア!!
のついでに
_________バッシャアァ!!!
寧々「いたた…
あーもうまた鱗が!!もう嫌!!」
花子「えーそんなの水に触れなくすればいいだけじゃん!」
寧々「そんなの不可能なの!だって人間は70%が水出てきているのよ!?
せめてお湯だけでも………」
花子「え…お風呂…」
寧々「何想像してんのよ!」
花子「ゴフウッ!!ビンタヤシロ強いよねー
じゃなくて…
えー…じゃあ、治してもらいに行く?」
寧々「?何に?」
花子「七不思議零番だよ。」
寧々「零番!?あるの!?」
花子「う、うん。
まー俺は…」
寧々「俺は?」
花子「あったことないんだけどね…」
寧々「え?知ってるなら会いに行けばいいのに!」
花子「俺何度試しても入れないんだー
境界に」←
寧々「?(境界ってこうくんが言ってたやつのことだよね!)
何で?」
花子「いやー俺の事さ、1番から聞いたらしく」
寧々「………てことは花子くんの評価、最悪なのね。」
花子「そのとーり!」
寧々「私が行ってみようか?
ほうほうなら葵に聞けば知ってるだろうし!」
花子「え!?まじで!やっと顔合わせできるー!」
寧々「じゃあ、明日行こうか。
てことで明日トイレ掃除は…」
花子「それはある。終わったら行けばいいでしょ。」
寧々「ええー!
そんなぁー!!」
旧校舎には、モップを擦る音と、女の子の大声が響き渡っていた。
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つかさ - 最高でした!つかさくんはいつ出してくれるんですか? (5月17日 15時) (レス) @page8 id: 6c6d53f6f2 (このIDを非表示/違反報告)
うさきよ - めちゃ面白ろ!! (2023年4月2日 0時) (レス) @page8 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - ムスカリ♯さん» レスじゃなかった!! (2020年9月26日 0時) (レス) id: f0b23cfda4 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ♯ - 返信遅くなってしまった……!あざあぁす!!こうしていると、書いている意味がわかるような気が……! (2020年9月21日 19時) (レス) id: 30d1a97e93 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぉ - はい学校終わってすぐ見にきましたwコメント…やっぱ残しますね…アッ返信しなくていいです!!面倒でしょうしね…(´-`)続き、いざ見て参ります!! (2020年9月19日 13時) (レス) id: 12fe43d701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムスカリ# | 作成日時:2020年6月21日 17時