98話 ボスとの会話 ページ28
さて、ノーマンさんのところに行くか。
ノーマンさんの部屋は、かなり高いところにあり、結構な威厳というか、何というか、ボスの部屋、である事は確かだった。
________コンコン
ノックをすると、入れ、と聞こえてくる。
ドアを開けると、ヴィンセントさんが手紙を持って出て行くところだった。
すれ違いざま、会釈をするが、あっさり無視。いや、気づいていないだけか。
ノーマン「あ、Aか。
おはよう。どうかした？」
『おはよう、ノーマンさん。えっと、私の事を知っているなら教えてほしくて。』
ノーマン「………いいんだけど、Aの事、僕達はほとんど知らないよ？」
『……………え？』
予想外の返答。
まあ、とりあえず座りなよ。すると、ノーマンさんがソファーに座り、その向かいのソファーを指差す。
ソファーに座らせていただくと、私はすぐさま話を始めた。
『…………知らないってどういう事？
教えられないって事？』
ノーマン「違うよ。Aに関しての情報は、コピーされてラートリー家本部、つまり人間の世界に送られてる。そう記録にあった。
そして、ラムダにはAの情報書類と思われたものは、焼き尽くされて、唯一残ってたのも、Aのマイナンバーだけ読めて…他は…」
『………私の実験の全貌は不明のままか……』
ノーマンさんと同じ実験？それとも…
何か引っかかる…
ノーマン「それより、君も、何をやってた？」
『…何を、とは？』
ノーマン「空白の2年間だよ。」
……話すわけがない。
ノーマンさんは何かを察したのか、嫌だったらいい。と言った。
『あ、ノーマンさん、このあと出かけるんですよね？』
ノーマン「うん。まぁね。」
そう言って紅茶を飲む。
うーん、気まずい……そ、そうだ！
『の、ノーマンさんって、エマさんの事好きなんですか？(コソッ』
するとまさにブフッという効果音がつきそうなくらいノーマンさんは紅茶を吹き出した。
顔は分かりやすく真っ赤。
ノーマン「え？なんでそれ……」
『
ノーマン「え、あ、い、言わないでよ！」
『えぇ〜どうしようかな〜？』
ノーマン「そこをなんとか……」
ボスの部屋で、ちょっとした茶番が開催された。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 255人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ムスカリ# - レイ推しさん» ありがとうございまぁぁあす！！！ゴブッッ！！う、嬉しすぎて吐血が……！更新頑張ります！ (2021年2月23日 22時) (
レス) id: 40d3a55ad7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ推し - いや本当に面白いです！これからも頑張ってください！応援してますっっ！ (2021年1月18日 7時) (レス) id: 29ffa90cbd (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - mioさん» モッチのロンです！！！！！！*\(^o^)/*（もう返さなくてもいいよ！） (2020年9月25日 22時) (レス) id: f0b23cfda4 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - ムスカリ#さん» こちらこそよろしくね！ (2020年9月25日 21時) (レス) id: acfc7ed933 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカリ#(プロフ) - mioさん» 読んでくれてありがと！これからもよろぴく！！！ (2020年9月25日 21時) (レス) id: f0b23cfda4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ムスカリ# x他1人 | 作成日時：2020年6月6日 10時
