結び、繋がる

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次の日、また検査のため受診。

会社を休んで蓮を連れてきた。



今日は県民の日で亮平やラウは学校が休み。


大きい検査をすると言ったらラウも「蓮くん応援する！」と着いてきてしまったので、亮平にはそのお守り担当をお願いすることにして、家族全員で来ることになった。





検査自体は一人で受けなきゃいけない。


その上、太い針を腰に刺すなんて怖いだろうに、検査の部屋に入っていくそのときまで、蓮は気丈に振舞っていた。

蓮「大丈夫だって。暴れて先生困らせたりしないから」

照「俺はそんなこと心配してんじゃないの」

蓮「泣かないで素直にやるよ」

照「泣いたっていいよ」



そして蓮は本当に泣かず暴れず検査を終えた。

先生から話があるから待っていてほしいと言われて、指定された場所で待っていた。



亮「痛かった？」

蓮「うん、やる前の麻酔のほうが痛かった。でも大丈夫だったよ」

そう言って蓮は飄々と笑っていたんだ。







岩本蓮くんのおうちの方、と俺だけが呼ばれた。



蓮とラウールを亮平に任せて、俺は小さな部屋に入り、椅子に腰掛ける。


しん、としていた。

既に先生が待機していて、緊張感のある雰囲気だ。

面接受けてるみたいだ、と俺は呑気にそう思った。

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