束の間の幸せを握り潰す音 ページ18
蓮
中学3年の俺たちは、数か月後に受験を控えていて、部活も引退したから唯一の癒しが体育の時間だ。
でもスポーツテストは怠いよなあ。
翔「めめ、シャトルラン何回でやめる？」
蓮「去年110くらいだった気がするから、そのくらいはいきたいかな」
翔「お前体力お化けだもんな。
102から8点で113から9点だぞ。
ちゃんと計算してやれよ」
蓮「うわ、忘れそう。いつも止められるまでやってるから」
翔「1回遅れても次間に合うのが不思議なんだよなお前は」
スポーツテストのときの体育は隣のクラスと合同で、俺たちの次の回のシャトルランのために、康二も待機していた。
これが最後の種目だ。
康「めめぇ、今回も最後まで残ってや。
野球部に負けんといて」
蓮「別に誰かと競ってないから」
康二は、好きな子が野球部のキャプテンに想いを寄せているらしいと聞いてから、野球部を目の敵にしている。
音が鳴ってスタート。
順調に走り出したはずだった。
でも70を超えたあたりから、急に苦しくなってきた。
いつもなら、まだ余裕なのに。
脚に、心臓に、うまく栄養が回っていない感じ。
こんなタイミングで心拍数が上がるなんて。
息も切れる。
なんとか85までいったけど、もう間に合ってない気がする。
しょっぴーとタイミングがずれてきた。
脚が重く、酸素が足りない。
限界を迎えた俺は、90でリタイアした。
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ぴこりーの - 天才的な作品です！大好き (5月6日 3時) (
レス) @page50 id: a68e6058a0 (このIDを非表示/違反報告)
sayu(プロフ) - ミケプリンさん» いつもエールをくださりありがとうございます！蓮くんにはとびきりの幸せが待っていてほしいですね😊感情移入していただけて嬉しかったです。読み返していただいて新たな発見があったらいいな〜 (3月7日 23時) (レス) id: 5756981143 (このIDを非表示/違反報告)
sayu(プロフ) - さゆらさん» さゆらさんコメントありがとうございます！幸せな雰囲気のお話、お見せできる日がくるといいなと思います。また新しい箱を作って公開することがあればまたぜひ遊びに来てください✨ (3月7日 23時) (レス) id: 5756981143 (このIDを非表示/違反報告)
sayu(プロフ) - はにさん» 嬉しいコメントありがとうございます！私も好きな作品をそのような読み方するので、そう言っていただけて嬉しいです🥹結末は想像通りでしたか？はにさんは同志ですので一緒に達成感味わっちゃいましょ！ (3月7日 23時) (レス) id: 5756981143 (このIDを非表示/違反報告)
sayu(プロフ) - ゆきこさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！希望を見出していただける終わり方になってましたかね？ゆきこさんの心に届いて嬉しいです❤️ (3月7日 22時) (レス) id: 5756981143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu | 作成日時：2024年1月16日 19時
