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.「あのぉー、これは見方によっては、かなりハードないじめなのでは...？」
「うっせぇ、しばらくそうしてろ」
釘崎さんは、先程の涙を溜めたことに関しての照れ隠しか、やや口調が鋭い。
「ていうか、なんでAだけ知ってんだ」
パンダさんがこちらを向いて訊いた。虎杖さんは「しゃべった！」と仰天する。
『五条先生は以前から不審な行動というか、わたし自身、先生の時間の使い方に不自然だと感じる点が多々ありまして』
「えぇこわぁ」
『パンダさんのことは別になんとも思っていないので大丈夫ですよ』
「それはそれで辛辣」
トントン拍子とはまさにこの事か、と思わんばかりの即答だ。話が滞りなく進むというのは、実に気持ちのよいことだ。
「で、どうすんだ、作戦は」
『虎杖さんと、東堂さんをぶつけます』
「はぁ？」
案の定、ひどく驚かれる。
「あの、東堂だぞ。いくら宿儺の器だと言ったって...」
『では虎杖さん、あなたの性的嗜好を教えてください』
「せいてきしこう？」
『人間の性的行動において、対象や目的のその人固有の方向性のことを指します』
「うおーん、特にないけど...強いて言うなら、尻と身長がでかい女の子...かな」
『このように、彼らはとても相性が好いのです。それに、虎杖さんの身体能力の高さといえば、わたしが言うのは恐縮ですが、きっと、真希さんをも超越するほど、です』
運動能力が塵よりもわずかなわたしが言うのは本当に、なんともいえなく気が不味い。首だけを凭れて、視線は真希さんたちに寄越した。
「へぇ、おもしれぇ」
真希さんは感嘆していた。わたしは和んで少しずつ姿勢を戻す。
『交流会が始まって、まず来るのが東堂さんです。彼に全振りして構っていては劣勢なので、そこで虎杖さん以外は散ってください。わたしは走りに自信が持てないので皆さんとは別行動です。司令は携帯から、とりあえずそれでやってください』
「おう」
「わかったわ」
そうしてその時は過ぎつつあった。わたしは目の前のしあわせしか、見ていなかった。
思い出せ！後のわたしが今のわたしに声を掛けられるのであれば、きっと、そう言う。
しあわせって、頂点に達した瞬間に、急降下を始めるんだよ。
そのことをわたしはまだ、思い出せていない。
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緋野こおり(プロフ) - 春光さん» コメントされるって、すごく嬉しいことです。私自身も、作品を本当に愛していて、そしてそれが、届くべき人に届いているだなんて、そんな幸福なこと、ありませんから。本当、ありがとうございます。 (2022年4月24日 14時) (
レス) id: a227e14c30 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - またもやコメント失礼します!! 話が進んでいくにつれ私の興奮が…やばいです!!!! これから応援しています。楽しみに待っております。(^o^) (2022年4月17日 20時) (レス) @page43 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
春光 - とても面白いし読みやすくて好きです!!（なんか上から目線みたいになってすいません(╯_╰)）続き楽しみです (2022年4月3日 15時) (レス) @page30 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うずのしゅげ x他1人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/8YgT1yhKwYPDEd7
作成日時：2022年2月18日 22時
