水泡少女とヒーロー (ページ10)

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水泡少女とヒーロー９ページ10

──昨日の戦闘訓練お疲れ。Vと成績見させてもらった。」
「「！！」」

相澤先生は教室に入ってくるなり、HRを始める前に、教卓に何かを置きながら話し始めた。
そんな話は今の私の頭に入るわけもなかった

「「「学校ぽいのキターー!」」」
りん(びっくりした、)
黒板を見ると『学級委員』とかいてあり、一瞬で理解した。
耳郎「りんはしないの?」
と耳郎ちゃんに聞かれた、
りん「うん、家に帰るの遅くなるし、」

「静粛にしたまえ！！」
「！！」

突然、飯田くんが声を上げた。飯田くんは委員長は『やりたい者』がやるのではなく、『周囲からの信頼がある者』がやるべきだと主張した。
梅雨「日も浅いのに、信頼もクソもないわ飯田ちゃん。」
切島「そんなん、皆自分に入れらぁ！」
飯田「だからこそ、ここで複数票を獲った者こそが、真にふさわしい人物という事にならないか！？」

相澤先生は「時間内に決めりゃ、何でも良いよ。」と寝袋に入ろうとしながら言い、反対意見も出なくなったので、投票で決める事になった

緑谷「僕、三票ーーー！！！？」
りん「……一票入ってる。なんで…?」

委員長は緑谷、副委員長は八百万さんに決まった。「投票にすべき」と言った飯田くんには一票しか入っておらず、俯いてプルプルしていた。因みに、私は飯田くんに入れていた。そして、何故か私にも一票入っていた。