水泡少女とヒーロー49 ページ50
慌ただしい一日が終わり、共有スペースにて─
「フヘエエエ、毎日大変だァ…！」
「圧縮訓練の名は伊達じゃないね。」
「あと１週間もないですわ。」
その日の夜。私はA組の女子達と談話スペースのソファーに座っていた。全員風呂上がりで、それぞれラフな格好をして寛いでいた。
「ヤオモモは必殺技どう？」
「うーん。やりたいことはあるのですが、まだ体が追いつかないので、少しでも個性を伸ばしておく必要がありますわ。」
「梅雨ちゃんは？」
「私はよりカエルらしい技が完成しつつあるわ。きっと透ちゃんもびっくりよ。」
「お茶子ちゃんは？」
「…………。」
「…お茶子？」
順番に必殺技の修得状況について聞いていっていた。麗日さんが訊ねられたのだが、麗日さんは紙パックの飲料を飲みながらボーッとしていた。
「お茶子ちゃん？」
「うひゃん！！」
「お疲れの様ね。」
麗日さんの右隣に座っていた梅雨ちゃんが、麗日さんの右肩をツンとつついた。すると、麗日さんは体を跳ねさせ、紙パックを握り潰して中身をぶちまけた。
「いやいやいや！！疲れてなんかいられへん、まだまだこっから！……のハズなんだけど、何だろうねえ。最近ムダに心がザワつくんが多くてねえ。」
「恋だ。」
「ギョ。」
芦戸さんに指摘された麗日さんは、一気に顔を赤らめ、ブワリと汗が吹き出していた。
「な、何！？好意！？知らん知らん！」
「緑谷か飯田！？一緒にいること多いよねえ！」
「チャウワチャウワ！」
「浮いた。」
私もニコニコしていた時
芦戸「りんは?」
りん「えッ?」
芦戸「恋してないの?」
りん「してないよ、」
芦戸「でも、爆豪とか轟と話してるよね良く」
りん「話はするでも、私からはよっぽどのことがない限り話さないよ」
芦戸「ふ〜ん」
絶対感心してないなと思ったとき
「おい」
りん「な、なに？…」
爆豪くんだ…
爆豪「ちょっとつらかせや」
りん「ちょうどいい、話したいことあったんだよね」
ついて行こうと立ち上がり跡を追いかけているとき後ろからは芦戸さんの高い声が聞こえていた、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KARMA | 作成日時：2024年1月8日 22時
