水泡少女とヒーロー４０ ページ41
死柄木は、黒霧に指示を出して、再びワープで逃走を図ろうとした。しかし、死柄木が黒霧のなを呼ぶ前に、黒霧は何かで撃ち抜かれ、ガクリと気を失って
「……えっ…！？キァアアやだぁもお！！見えなかったわ！何！？殺したの！？」
「中を少々いじり気絶させた。死にはしない。忍法千枚通し！この男は尤も厄介…眠ってて貰う。」
黒霧を撃ったのは、エッジショットだった。
「脳無！？何もないところから…！あの黒い液体は何だ！」
「エッジショット！黒霧は──」
「気絶している！コイツの仕業ではないぞ！」
「どんどん出てくるぞ！！」
死柄木は、、突然の脳無の登場に目を見開いていた。ヒーロー達も何事だと混乱しており、グラントリノは、エッジショットに『黒霧は気絶しているか』訊いていた。
グラントリノ「シンリンカムイ、絶対に放すんじゃないぞ！！」
「お゛！！？」
爆豪「ごはっ！！？」
オールマイト「！！！爆豪少年！！水宮少女！！No！」
爆豪「っだこれ…体が…飲まっれ…」
エッジショット「ウタカタ！」
りん「なにこ、れ、うぅ゛」
「さすがNo.4！！ベストジーニスト！！僕は全員消し飛ばしたつもりだったんだ！！皆の服を操り、瞬時に端に寄せた！判断力・技術…並みの神経じゃない！」
「……こいつ…。」
オール・フォー・ワンは、ジーニストを褒め称えるように拍手しながら言った。ジーニストはオール・フォー・ワンを睨み付けた。尚も立ち向かおうとしており、自身の個性と腕に力を込めて立ち上がろうとした。
「相当な練習量と、豊富な経験故の“強さ”だ。君のは…いらないな。弔とは性の合わない“個性”だ。」
爆豪と水宮の救出に赴いていた緑谷達は、 オール・フォー・ワンから離れた位置に隠れ、その場から動くことが出来なくなっていた。逃げなくてはとわかっていたが、恐怖で体が動かなくなっていたのだ。
「ゲッホ！！くっせぇぇ…んっじゃこりゃあ！！」
「…ぅ………ゲッホ…！！ゴホッ！！」
「「！！！」」
「バーからここまで5km余り…。僕が脳無を送り・・、優に30分を経過しての到着……衰えたね、オールマイト。」
「貴様こそ、何だその工業地帯のようなマスクは！？だいぶ無理してるんじゃあないか！！？5年前と同じ過ちはしない。爆豪少年、水宮少女を取り返す！そして貴様は今度こそ刑務所にブチ込む！貴様の操る敵連合もろとも！！」
「それは…やる事が多くて大変だな。お互いに。」
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作者名：KARMA | 作成日時：2024年1月8日 22時
