水泡少女とヒーロー (ページ38)

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水泡少女とヒーロー３７ページ38

荼毘「俺の炎は、温度が高い、汗でも水分は飛ぶんだろ」
りん(バレてる…、逃げる用の水分残しておかないといけないのに、)
荼毘「そして、動きが」
りん「っ!」
荼毘「遅くなる」
りん「アガッ…」
りんは手刀をくらい電源が落ちるように、気を失った…

荼毘『あー、何だっけ、水宮だっけか捕獲完了』
『こちらも、爆豪とおまけ捕獲完了』
フォーム『オーケー、じゃあ、戻ってきて帰るよ』
全員が戻ったが、雄英生によって常闇くんは救出をしたが、
爆豪くんとりんは誘拐された

その後、『爆豪勝己、水宮りんの誘拐』という目的を達成した、そして、黒霧に飲まれって行った

〈生徒41名の被害〉
意識不明者：15名
重・軽傷者：11名
無傷：13名
行方不明：2名【爆豪・水宮】

〈ヒーロー6名の被害〉
重体：1名
行方不明：1名

「──早速だが…ヒーロー志望の爆豪勝己くん。俺の仲間にならないか？」
「寝言は寝て死ね。」

その日の夜、某所にて。バーカウンターのような場所で、爆豪くんは椅子に拘束され、死柄木に問われていた
意識が朦朧としていてもその言葉だけは、耳に入る。
フォーム「あら、起きたみたいよ。」
りん(!?、聞いたこのある声、まさか、いやアノヒトは６年前に死んでるはず…でも鎌をかけるにはちょうどいいか？)
「君もだ、水宮りん、俺の仲間にならないか?」
りん「し、死柄木弔…、」

「守るという行為に対価が発生した時点でヒーローはヒーローでなくなった。これがステインのご教示！！」
「人の命を金や自己顕示に変換する異様。それをルールでギチギチと守る社会。敗北者を励ますどころか責め立てる国民。俺達の戦いは『問い』。ヒーローとは、正義とは何か、この社会が本当に正しいのか、一人一人に考えてもらう！俺達は勝つつもりだ。君も、勝つのは好きだろう？」

死柄木は、爆豪くんを説得するように長々と語った。爆豪くんは死柄木が話している間、ずっと睨み付けながら静かに聞いていた。死柄木はここまで話すと、近くに立っている荼毘に視線を向けた。

「荼毘、拘束を外せ。」
「は？…暴れるぞこいつ。」
「良いんだよ、対等に扱わなきゃな、スカウトだもの。…それに、この状況で暴れて勝てるかどうか分からないような男じゃないだろ？雄英生。」

死柄木に指示された荼毘は、自身の隣に立っているトゥワイスに頼んだ。トゥワイスは「はァ、俺!?嫌だし!」と言いつつも、爆豪くんに着けていた拘束具を外し始めた。