水泡少女とヒーロー (ページ24)

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水泡少女とヒーロー２３ページ24

第四試合の飯田vs発目の対決……いや、対決なのか…これ。発目さんの発明品を飯田くんが装着し、マイクを使ってサポート会社にアピールしていた。飯田くんはひたすら発目さんを追いかけるが、発目さん避けながらアピールを続けていた。

それから約10分程経つと、発目さんは満足そうな顔をして、場外へと出て、手の甲で汗を拭っていた。飯田くんは「騙したなあああ！！！」と叫んでいたが、二回戦進出を決めた。

りん(うまいように利用されたな、次の相手は、飯田くんか)

五試合目、芦戸vs上鳴…
りん(一言だけ言おう、かわいそうに、)
２回戦進出は、芦戸さんとなった。

そして、六試合目、常闇vs八百万
りん(考え過ぎは良くないかぁ)
２回戦進出は、常闇くん

七試合目は、切島くんと鉄哲くんの対決が引き分けに終わった、

八試合目、麗日vs爆豪

『中学からちょっとした有名人！！堅気の顔じゃねえ、ヒーロー科、爆豪勝己！！対バーサス俺、こっち応援したい！！ヒーロー科麗日お茶子！』
りん(私情入ってんな)
飯田「先程言っていた、爆豪くん対策とは何だったんだい？」
緑谷「ん！本当たいしたことじゃないけど…。」

飯田くんに質問されると、緑谷くんは、両手で持っていたノートを見ながらこう語り始めた。
りん(上がると仮定して、聞いとくか)

緑谷「かっちゃんは強い…！本気の近接戦闘はほとんど隙無しで、動くほど強力になっていく個性だ。空中移動があるけど…とにかく浮かしちゃえば主導権を握れる。だから…。」
『START！！』
「速攻！！」

この試合は、とても見てられない、ブーイングはもちろんあった…

芦戸「うぅ〜、見てられないよ」
りん「でも麗日さんは、考えてるよ」

上空に視線を向けながら話していると、他の皆も倣うように上を向いた。そこには、爆発によって出来た大量の瓦礫が浮いており、麗日さんの咆哮と共に落下していった。

『流星群ー！！！』
『気づけよ。』
「そんな捨て身の策を……麗日さん！！」
だが、その瓦礫を吹き飛ばした、それも、一撃で

「んのっ…体、言うこと…きかん！」
「………許容重量。」

『麗日さん…行動不能。二回戦進出、爆豪くん！』

その後、切島くんと鉄哲くんが腕相撲をして、切島くんが勝った。こうして、一回戦の試合は全て終了し、二回戦進出者8名が出揃った。