水泡少女とヒーロー (ページ23)

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水泡少女とヒーロー２２ページ23

上鳴「おいおい、記憶がないって、確か、水宮も同じチームだったよな、記憶、あんのか？」
りん「えっ、うん、しっかりあるけど…？」
りん(記憶がない？心操くんの個性？)

「皆が力を出し合い争ってきた座なんだ。こんな…こんなわけわかんないままそこに並ぶなんて…俺は出来ない。」と、右手で拳を作り、それを見つめながら言った。

結果として、ミッドナイト先生が「そういう青臭い話はさァ…好み！！！」と、鞭をピシャアンッと振りながら言い、尾白の棄権を許可し、尾白くんと庄田くんの代わりにB組の鉄哲くんと塩崎さんが出場する事となった。

組み合わせいじりますby作者

線のみ書かれていたトーナメント表に、16人の名前が記された。私の初戦の相手は……塩崎さんか、
りん(なんでこんな相性のわるい人としか当たらないの？)

『ヘイガイズ、アァユゥレディ！？色々やってきましたが！！結局これだぜ、ガチンコ勝負！！』
葉隠「……あ！りんちゃん、やっと来た！」
麗日「席空いとるよ～」
りん「ありがとう。」
『頼れるのは己のみ！ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ！わかるよな！！心・技・体に知恵知識！！総動員して駆け上がれ！！』
葉隠さんと麗日さんに手招かれ、隣に座った

『一回戦！！成績の割に何だその顔、ヒーロー科、緑谷出久！！対バーサスごめん、まだ目立つ活躍無し！普通科、心操人使！！』

一回戦が始まった、でも緑谷くんが動かない、と思っていれば後ろを向いて歩いていた、
りん(心操くんの個性、)

りん(……今、緑谷くんの左手…光った…？)

その違和感は私の勘違いなどではなく、直後に緑谷くんを中心にして、ものすごい風圧の風が吹き、白い土煙が上がった。

『これは…緑谷！！とどまったああ！！？』

緑谷くんは心操くんに殴られながらも、背負い投げを決めて、心操くんの足が場外へと出た。

『心操くん場外！！緑谷くん、二回戦進出！！』

第一試合は、緑谷の勝利で終わった。

「──悪ィな。」
「…………や………やりすぎだろ…。」

第二試合の轟vs瀬呂の対決は、開始早々に決着が着いた。会場の高さ以上の大きさの氷を出し、瀬呂を行動不能にさせたのだ。

次は、私の試合だ
りん(さっさと終わらそう、)
塩崎さんに近づき泡の破裂の衝撃で塩崎をふっ飛ばした。
りん「ごめんね」

『塩崎さん場外！！水宮さん、２回戦進出!』