水泡少女とヒーロー１７ ページ18
りん(聞いたことのある声だ、)
と、思いながら廊下をみた
心操くんだ、
心操「普通科とか他の科って、ヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ。知ってた？」
りん(……)
「体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ……。」
りん(なるほど、だから空気感がピリピリしてたのか)
心操「敵情視察？少なくとも普通科おれは、調子にのってっと、足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー、宣戦布告しに来たつもり。」
りん(宣戦布告って、心操くんそんな事するんだ…)
(そんなことより、はやくかえろ、)
りんは、しれっと心操くんと爆豪くん間を通った、
りん「心操くん、物好きだね」
と、言い残して…
出て少ししたときだろうか
「おい、」
りん「なに？」
後ろを見れば爆豪くん…
爆豪「お前、あいつと知り合いか?」
切島「ちょっと待てよ、爆豪」
りん「こないだ少し話したくらいだけど…なに？」
爆豪「んでもねぇーよ、あと、お前体育祭ぐらい本気でやれよ」
りん「やだよ、目立ちたくない」
切島「ほら、水宮もこう言ってるし、」
爆豪「いーやぜってぇだ、少しでも手ぇ抜いたら、殺す」
りん「なんで、爆豪くんは私に固執するの？関係なくない？」
りんは少し喧嘩腰に言った、
切島「お、おい水宮まで」
爆豪「関係なんざどーでもいい、俺は中途半端なやつが嫌いなんだよ」
りん「別に、私好かれようとなんて思ってないけど、」
爆豪「とりあえず、本気でやれよ!」
とだけ言って帰ってしまった…
切島「お、おい待てよ、爆豪、じゃあな、水宮」
りん「うん、じゃあね」
りん(本気かぁ…)
──皆、準備は出来てるか！？もうじき入場だ！！」
あっという間に2週間が過ぎ、雄英体育祭の本番当日になった。私達は、体操服に着替えて、クラス毎に用意された控え室で待機していた。飯田くんが皆に「もうすぐ入場だ！！」と声をかけた後、轟くんが緑谷くんに近づいていった。
「緑谷。」
「轟くん……何？」
「！」
「客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う。」
「へ！？うっ、うん。」
りん(うわ、ここでも宣戦布告？みんなあきないね〜)
「僕も本気で獲りに行く！」
「………おお。」
りん(あーあ、あつくるし、)
爆豪「チッ」
りん(ん、舌打ちされた？…)
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作者名：KARMA | 作成日時：2024年1月8日 22時
