水泡少女とヒーロー (ページ12)

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水泡少女とヒーロー１１ページ12

次の日

「──今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった。」
「ハーイ！なにするんですか！？」
「災害水難なんでもごされ、『人命救助レスキュー』訓練だ！！」
「──訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始。」

そう言うと、相澤先生は教室を後にした。私はコスチュームに着替える事にし、ケースを手に取った。

「あなたの“個性”、オールマイトに似てる。」
「！！！」
バスの中唯一覚えている言葉、その後は寝てしまって記憶にない…

「──皆さん、待ってましたよ。」
「スペースヒーロー『13号』だ！災害救助でめざましい活躍をしている、紳士的なヒーロー！」
麗日「わーー！私、好きなの13号！！」

バスを降りると、13号先生が建物の外に立って待っていた。緑谷くんと麗日さんが興奮しながらに話していた。私達は13号先生に先導され、建物の中へと入っていった。

「すっげーーーー！！USJかよ！！？」
「水難事故。土砂災害。火事……etc。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も……嘘Uや災害Sや事故Jルーム。略して『USJ』！！」
『『本当にUSJだった！！』』

皆は思わず目が点になっていた。
そして、また話し続けた
「──君たちの力は、人を傷つけるためにあるのではない。救けるためにあるのだと、心得て帰って下さいな。以上！ご静聴ありがとうございました。」

13号先生がお辞儀しながらそう言うと、歓声と拍手がわいた。私も後ろの方で拍手をしていた。

(ゾワゾワっ)
りん「ひっ…」(なんか嫌な予感が…)

相澤「一かたまりになって動くな！！！」
「「！！！」」
りん(やっぱり…)
相澤「13号！！生徒達を守れ！！！」
切島「何だアリャ！？また入試の時みたいな、もう始まってんぞパターン？」
相澤「動くな！あれは、敵だ！！！」
「「！！！」」