水泡少女とヒーロー (ページ11)

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水泡少女とヒーロー１０ページ11

芦戸「──うわぁ～、人がすごいね。」
耳郎「そりゃ、ヒーロー科にサポート科、普通科とかも来てるから。」

芦戸「そーいえば、朝大丈夫だった?マスコミ」
耳郎「ね、やばかったよね」
りん「……」(なにも言えない…)
芦戸「りん?だいじょう『ヴヴーーー！！』」
３人「!!!?」
『セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください。」
「「セキュリティ3！？」」
３人「なにそれ?」
「校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ！三年間でこんなの初めてだ！！君らも早く！！」
「「！！！」」
私達は人に流されるようにその場をたった…
りん(うわ、転ぶ)
りん「い、痛くない?」
「アンタ大丈夫か?」
りん「あ、ありがとございます…えと」
「俺は、普通科心操人使、お前は確かヒーロー科の…」
りん「水宮りんです。」
心操「あ、そうそう」
りん「あ、」
心操「ん?あ、あー原因アレが…」
私達が見つけたのは、大量のマスコミだった。
『どうする』と顔を見合わせていると

飯田くんが人波の上を通り、非常口の標識の上に、非常口の人のポーズで張り付いた。そして、『侵入者はマスコミだ』と伝えると、パニック状態は収まっていった。

りん「……飯田くん？」
心操「知り合いか？」
りん「うん。同じクラス。」
心操「…そうか。」