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蒼月Side
ただ、ただ、愛されたかっただけなんだ。
俺の家庭は、父子家庭だ。
父親は、俺にあまり関心がない。
俺の家は、潤賀グループで会社をたくさんやっていて、それを父親は、一人で経営している。
だから俺なんかにかまう暇はない。
それは、昔から変わらなかった。
母は、人一倍さみしがりやだった。
だからあの父親に耐えられなかったのかもしれない。
母はとてつもなく美しかった。
でも、俺に冷たかった。
おれは、母親なんて、嫌いだ。
「お母様！」
「なに？少し静かにしてくれる？頭に響くわ。」
お母様は、やさしくて、うつくしそうな顔から想像も付かないほどの冷たい声で僕に言った。
僕のこと嫌いなのかな…
まえは、お父様もいるときはお母様も優しかったのに、お父様が会社をすべて任されてから、お母様は、冷たくなってしまった。
それと、よく僕おいて一人で出かけてしまうんだ。
「奥様お出かけなさるのですか？」
「えぇ。」
「車をお出ししますので、お待ちください。」
使用人がお母様に言った。
今日も出かけちゃうのか…
「車なんかいらないわ。一人で行きます。付いてこないで。」
「かしこまりました…」
お母様どこに行くんだろ？
気になるな。
あっ！そうだ！
お母様に秘密でついて行こう！
そして、驚かせたら、きっときっと昔みたいに優しく僕に笑ってくれるはず…
「お坊ちゃまどこに行くんですか？」
「友達の所に行く！！」
僕は、使用人のおばさんに嘘をついて出かけた。
お母様どこにいるんだろ？
その時遠くにお母様のような人を見つけた。
あっ！きっとお母様だ！
幼かった俺は、知らずにいた。
どんなに今は冷たい母親でも、俺がきたら微笑んでくれると、昔のお母様みたいになってくれると。
信じて疑わなかった俺を今でも愚かだと思うよ。
「お母様！！」
あーー！
やっと、いつものお母様に会える。
きっと笑ってくれる。
「お母様！待ってください！」
あれ？お母様気付いてないのかな？
僕の声ちっちゃいのかな？
「お母様！待って！蒼月です！止まってください！どこに行くんですか？」
言葉と供に走った僕にお母様が初めて振り向いてくれた。
その顔が以前のお母様のような優しい笑顔で僕に残酷な言葉を吐き出す。
「どうしたの？お母さんとはぐれちゃったの？」
え？お母様…？
その時僕は、やっとお母様の隣に一人の男がいることに気がついた。
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神桜(プロフ) - 。。さん» すみません。これ二次創作じゃなくてオリジナルなんですが…？ (2019年2月6日 21時) (
レス) id: 9d19c0d904 (このIDを非表示/違反報告)
。。 - オリジナルフラグ外さないので違反報告します。注意されても外さない貴方が悪いし。 (2019年2月6日 0時) (レス) id: d3374bf6ad (このIDを非表示/違反報告)
零 - ストーリーがすごく面白いです！頑張ってください！ (2018年8月16日 10時) (レス) id: 78111af964 (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 神桜さん» この作品は名前が固定の作品なのですか？自分の名前を入力しても自分の名前が出てこなかったのでお聞きしました。更新頑張って下さい (2018年1月15日 15時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
神桜(プロフ) - もりやけろさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！(｀・ω・´) (2016年12月30日 12時) (レス) id: 8915cf4c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神桜 x他1人 | 作成日時：2015年12月14日 20時
